飛雲閣 特別公開(2023.5) [3/3] 唐門を外側から見る。 投稿日: 2023/05/282023/05/26 投稿者: akiou 飛雲閣 特別公開 訪問記 その3です。内側から見た唐門を、回り込んで外側から見てみます。 訪問時期:2023年5月飛雲閣 特別公開 訪問記 − その一、その二、その三。 <訪問記> こちらは御影堂の北側にある、阿弥陀堂。こちらも国宝!外に出て、西本願寺の北東端にある「太鼓楼(たいころう)」へ。こちらは幕末期、新撰組が壬生から本願寺に屯所を移してきた際に使用したと伝わる。太鼓楼 説明板。西本願寺 太鼓楼。ここだけ外壁がなく、外堀越しにその姿を見ることができ、とても目立っている。内部には当時の太鼓と、新撰組がつけたと言われる刀傷が残るとか。西本願寺 正門にあたる御影堂門の真向かいにある、巨大な「総門」。控柱が支える高麗門 形式。総門の向こうには東にまっすぐ道が伸び、突き当たりは「東本願寺」がある。総門を外側から。大きな蛙股が2つ並んで屋根を支えている。総門をサイドから。総門は建てられてからずっとここにあるのではなく、明治時代に二度移築し、昭和34年に堀川通の拡張のため三度目の移築をしている。では唐門を外側から見に行ってみよう。西本願寺の南側の筋は、この北小路門から入る。この土塀に沿って唐門が建っている。国宝 唐門を外側から見た図。内側からと一見ほとんど同じに見える。唐門は外側もその前に柵があるため、離れた位置から全景が見られない。唐門 外側の様子。扉の彫刻は裏側と同じく唐獅子の様々な姿、扉の上部には大きな孔雀がいる。控柱横にあるのは左右セットの故事で、右が黄石公(白馬に乗った老人、張良に六韜を授ける)と、左が張良(龍に乗って黄石公に靴を差し出し六韜を授かる)。唐門 表側 巨大な蛙股に、羽を広げた堂々とした孔雀。サイドにある鶴の彫刻。唐門 外側 左側から。唐門 外側 正面。他の建物群と比べて唐門だけが異様にド派手なため、伏見城からの移築とも言われる。また、寛永期に唐門の大改修がされ、その際に今の様に彫刻で飾り建てられたとも言われる。寛永期といえば、家光が日光東照宮の大改修(寛永の大造替)を行い荘厳な姿になった頃でもある。唐門 外側 右側から。唐門の修理完了に関する説明パネル。2021年9月に、3年4ヶ月間行なってきた修理工事が終了している。 飛雲閣 特別公開 訪問記 − その一、その二、その三。 訪問時期:2023年5月撮影機器:FUJIFILM X-T20 + XF10-24mm 記事が面白かったら下のバナーを押してくださいね。励みになります! 共有Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)クリックして友達にメールでリンクを送信 (新しいウィンドウで開きます) 関連