姫路城小天守群特別公開(2019.2) [2/2]

姫路城小天守群特別公開（2019）訪問記其の二です。ロの渡櫓 2階からスタートです。
其の一はこちら。

・訪問時期：2019年2月
・姫路城訪問記もくじページはこちら。

＜訪問記＞

東小天守2階から、「ロの渡櫓」2階へやってきました。南側（左）はずらっと並ぶ素木の格子窓、頭上には長大な梁が何本も連なっていて壮観です。
「ロの渡櫓」特別公開説明パネル。
ロの渡櫓の内部では、武具掛けに実際の武具が展示されています。写真は長槍、他に火縄銃がずらっと掛けられている場所もありました。以前は大天守にも掛けられていました。やはり武具掛けには実際に武具を掛けている方が様になっていると思います。
南側の格子窓から大天守の地階・1階が垣間見えます。
「ロの渡櫓」突き当たりの小窓からは、隣接する「乾小天守」の北面が見えます。
「ロの渡櫓」から「乾小天守」へ渡るための大きな扉。小さな潜り戸もあります。
乾小天守二階の様子。三階へ上がる階段と、中庭側が見える内側の小部屋があります。
乾小天守二階から、北側を見た様子。右側に見えている屋根は「ロの渡櫓」の側面です。
乾小天守二階の小部屋。
乾小天守二階の小部屋から、中庭を見た図です。目の前にある大きな屋根は、中庭に建つ台所櫓です。
乾小天守二階の西側通路です。南西端に三階への階段があります。階段で隠れていますが、南側に隣接する「ハの渡櫓」への通路が階段の向こう側にあります。
乾小天守二階から西側を見た図です。
では乾小天守三階へ上がってみましょう。階段前の梁が鉄板で補強されています。
三階はとても天井が低く、また東側（階段あがって右側）の部屋が閉じられており、西側（階段あがって左側）の破風の間も入れないため、四階へ上がるための階段への通路と化していました。
こちらが乾小天守四階です。金で装飾された花頭窓を持つ派手な外観とは異なり、シンプルです。
南側の花頭窓の内側です。窓枠の外側に花頭窓の特徴的な黒い枠が取り付けられています。
南側には２つの花頭窓があります。こちらは内側（東側）。上の写真と比べると「西小天守」の見える角度が少し変わります。
南の花頭窓から外を見た図。「ハの渡櫓」越しに「西小天守」の三階が見えます。西小天守は南側（天守正面）に花頭窓がついていますが、反対側は至ってシンプルです。そびえたつ大天守も見えますが、屋根が干渉して全景は見えません。
東側、中庭側の小窓です。こちらは花頭窓になっていません。ここからそびえたつ大天守を見ることができます。
乾小天守四階東側小窓から、大天守を見上げられます。こちらは屋根が干渉せず全景が楽しめます！
西側の花頭窓です。
北側の窓から見た様子。シロトピア公園の広い敷地が見えます。あそこから見上げる大小天守群の北側の姿もいい感じです。
三階から二階へ降りる階段です。階段は上から蓋ができるようになっています。これは乾小天守だけでなく、他でも見られます。
乾小天守二階から「ハの渡櫓」に入ったところで、2019年の特別公開エリアは終了となります。「ハの渡櫓」はここから見るだけでした。（2022年の特別公開ではハの渡櫓二階にも入ることができました）
ハの渡櫓を降りる途中の窓から中庭を見た図。大天守との間のスペースは瓦敷の中庭ですが、今は大天守前の靴脱ぎスペースになっているため雨よけの屋根が設置されています。屋根の奥から大天守に入る扉が開けられているところが見えます。
ハの渡櫓１階まで降りてきたら、通常公開エリアの乾小天守一階にそのまま入ることができました。姫路城総構えの巨大ジオラマがあります。
ハの渡櫓一階が靴履きスペースです。靴を履いたら奥の階段を降りて、大天守エリアから離脱します。おつかれさまでした！