二条城 [2/4] 平成の修復工事が完了し黄金色の輝きを取り戻した唐門。

二条城前回までの二条城 訪問記。

JR二条駅から東へ。
二条城の外堀沿いに東へ回り込み、東大手門から城内へ。

Part2では青空のもと、唐門を見ます。

 


<訪問記>

二ノ丸にある唐門を見学。

nijo-00324a-00335s二の丸御殿 唐門。2013年に修復工事が実施され、往時の輝きを取り戻した!金具・漆塗・彫刻の修理、檜皮葺きの葺き替えが行われた。つまり柱と瓦以外の見えている部分は全て新しくなっている。門の向こうに見えるのは二の丸御殿。

nijo-00324b-00331s唐門。まるで日光東照宮のような荘厳さ。屋根の独特のカーブは「唐破風(からはふ)」と呼ばれ、この唐破風を持つ門を唐門(からもん)と呼ぶ。ちなみに唐(から)が付いているが唐国(当時の中国)は関係なく、日本独自の形だが見た目が変わっているので唐破風と名付けられたとか。ちなみに「唐」の字は「外国」という意味もある(唐辛子)。

nijo-00328唐門横には、唐門と築地塀の修理工事完成のお知らせという看板が建っていた。平成23年度から工期20年!の大計画で、二条城全体の本格修理事業が進められているようだ。唐門の修理はその第一弾。

nijo-00329続いて唐門ギャラリー。唐破風の下の細かい彫刻も見どころは多い。白い鶴と青い蝶、赤い花。ちなみに柱の飾金具についている菊御紋の下には葵御紋があるという。徳川家の建物から皇族の建物に変わったことを示す歴史。

nijo-00330唐破風の上部に付けられた鬼瓦も、菊御紋。葺き替えられたばかりの檜皮葺の屋根が美しい。

nijo-00336唐破風内部。柱の隅部はことごとく飾り金具が付けられている。

nijo-00337彫刻部はかなり上の方にあるので真下で肉眼で見続けると結構首が痛い。よく見るとオレンジや緑色の竜が居る。

nijo-00338唐門脇の築地塀の切妻破風にも、漆と金箔で装飾されている。漆がピッカピカだ。

nijo-00339正面下部の彫刻には、爺さん 仙人が彫られていた。

nijo-00341s唐門を一旦くぐり、内側から見る。外側と同様にこちら側も飾り立てられている。

nijo-00343唐門脇の築地塀は屋根の向きが表側と違っていて、切妻破風が門と同じ方向を向いている。さながら、大天守と小天守のようだ。

nijo-00344s上ばかりでなく、足元にも注目。柱の下部にも飾り金具が付けられている。近くで見ることが出来る唯一の飾金具か。

nijo-00349s見上げる形にして唐門を再度見る。少し黄色を強めにして、黄金色に光り輝いている感じを出してみた。実際の見た目は、晴れていると、この感じに近い。

nijo-00351s唐門! 人の流れは絶えないので、一瞬の隙を狙うしかない。カメラを構えてじっと我慢の子で待つ。

nijo-00352s唐門!飾金具が光り輝く晴れの日に見たい。

nijo-00352sa-00357唐門 上部。ちょっと黄色をきつくしすぎたか。

nijo-00353唐門屋根内部。

nijo-00353a-00355唐門を支える四本の柱(四脚門と言われる)の間は、天井にも飾り金具が施されているようだ。

nijo-00354唐門内部中央の天井部。格天井。

nijo-00358唐破風。四本の柱の内部は前面だけでなくサイドにも彫刻が施されている。修復工事も大変だっただろう、おつかれさまでした。

Part2は唐門だけで終了。続いて二ノ丸御殿(内部写真NGのため外側のみ)へ。

>> 二条城 [3/4] へ続く。<<


訪問時期:2013年2月〜9月
撮影機器:SONY NEX-C3 + E18mm
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二条城 [2/4] 平成の修復工事が完了し黄金色の輝きを取り戻した唐門。” への2件のフィードバック

  1. 私も一昨年この唐門を見に出掛けました。御殿内部の撮影ができないのでそのぶんこの門の撮影に時間を使いましたが、見学者が多く難儀でした。

    1. 徳田さん まいどです。
      唐門付近は入口前ということもあり、また改修されてかなり美しい状態なので、観光客がひっきりなしに通ってなかなか撮れませんよね。私も普段は人が写り込まないように撮影していますが、唐門前では流石に誰も居ない状態というわけにもいかず、数人写ってしまっています。これでも、かなりの時間を待ち時間に費やしました。しばらくは、朝一ダッシュか夕方の閉館直前に行くしかないかも知れません。二条城は何度も行っていますが、快晴の日に一度最初から最後まで撮影をし直したいと思っています。

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