園部城 [1/4] 明治時代になって完成した日本最後の城

園部城は慶応4年(1868年)に築城を開始し翌明治2年(1869年)に竣工した近世城郭で、日本で最後に完成したお城と言われる。元は小出吉親が江戸初期に丹波国園部を所領した際に築いた園部陣屋で、幕末になって京都守護の名目で明治新政府より築城の許可が得られ櫓や城門などが築かれた。しかし2年後には廃藩置県となり園部藩は園部県となり園部城も県庁が置かれたが、翌年には園部県も廃止となり、園部城は民間払い下げとなった。築かれた三つの城門、五つの櫓は多くは取り壊されたり払い下げられたが、園部高校に巽櫓と櫓門、番所が現存。太鼓櫓が移築現存する。

2023年5月に開催された園部城祭りで巽櫓の内部が公開された際の訪問記です。

<基本データ>
●名称:園部城/園部陣屋
●所在:京都府南丹市園部町 (地図)
●城主:小出吉親
●築城:元和七年(1621) / 明治二年(1869)
●遺構:現存巽櫓・櫓門・番所、太鼓櫓(移築)、土塁
●時間:2時間(10:45-12:45)
●情報:園部城まつり開催京都新聞

訪問時期:2023年5月
園部城 訪問記 − その一その二、その三、その四。


<訪問記>

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訪問時期:2023年5月
撮影機器:FUJIFILM X-T20 + XF10-24mm

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