宇江城(久米島) [1/2] 島を一望できる地に築かれた巨大な石積が残るグスク。

宇江城(うえぐすく)は沖縄本島の西に浮かぶ久米島に築かれた山城で、久米島の北端に位置する標高310mの山頂に築かれた中世グスク。中城按司によって築かれ当時は久米の中城と呼ばれていたが、16世紀初頭に琉球王国の尚真王が攻撃し落城したと伝わる。城内の石垣は現地で取れる安山岩が使われていて、琉球石灰岩を用いる沖縄本島のグスクとは大きく異なる。戦前まで良好に遺構が残っていたが、戦後米軍基地の建設に際し二の郭・三の郭の石垣が持ち去られ、現在は一の郭の石垣が現存とされる。

<基本データ>
●名称:宇江城 (うえぐすく)
●所在:沖縄県島尻郡久米町 (地図)
●城主:宇江城按司
●築城:15世紀頃?
●遺構:石垣、石畳、井戸
●時間:30分 (14:10-14:40)
●参考:沖縄の名城を歩くグスク探訪ガイド
●情報:国指定史跡

訪問時期:2020年12月
宇江城(久米島) 訪問記 − 其の一


<訪問記>

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訪問時期:2020年12月
撮影機器:FUJIFILM X-T20 + XF10-24mm


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