手取城 [1/3] 国人領主 玉置氏が築いた石垣造りの巨大山城

手取城は、和歌山県の中央部を流れる日高川の中流あたりの山上に築かれた巨大山城で、戦国時代まで当地で勢力を持っていた国人領主・玉置氏の居城である。かつては総石垣だったのだろうか、今は崩れている所も多いが主要部に石積跡が散見され、城域を区切るように尾根筋を複数の堀切が施されている。発掘調査では菊紋を持つ瓦や礎石なども見つかっており、当時は瓦葺きの立派な建物が建ち並んでいたようだ。城内は整備され車道も東の丸まで続いているがかなり狭くなるため、車は登城口からしばらく進んだ右手側にある駐車場に停めて歩いて上がろう。

<基本データ>
●名称:手取城 (てどりじょう)
●所在:和歌山県日高郡日高川町和佐 (地図)
●城主:玉置氏
●築城:14-16世紀頃?
●遺構:石垣、土塁、堀切、竪堀、土橋
●時間:1時間半 (13:30-15:00)
●参考:戎光祥出版「戦国和歌山の群雄と城館」、戎光祥出版「近畿の城郭I

訪問時期:2017年2月
手取城 訪問記 − 其の一、三。


<訪問記>

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訪問時期:2017年2月
撮影機器:FUJIFILM X-T10 + XF14mm


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