こんばんは。あきおうです。
8月末からいよいよ放送再開が発表された2020年大河ドラマ「麒麟がくる」。放送期間中に開催されている大河ドラマ館のうち、岐阜城(稲葉山城)山麓にある「岐阜 大河ドラマ館」に行くチャンスがありましたので、番外編で大河ドラマ館の様子を紹介します。
実は大河ドラマ館へ行くのは今回が初めてでした。軍師官兵衛や真田丸など、関西にも大河ドラマ館が来た時期は近年にも何度もあったのですが、かなりの混雑ぶりという話でずっと足が遠のいていました。
今は放送も休止中、コロナで外出自粛ムード、いつもは激混みの大河ドラマ館もかなり空いているという情報は聞いていました。今回たまたま近くへ行く機会があり、ふと思い出して岐阜へ寄ってきたというわけです。
あいにくの天気(大雨)ですが、岐阜駅からバスに乗って岐阜城へやってきました。岐阜駅前の黄金の信長像はマスクをしていました。大河ドラマ館は岐阜公園にある歴史博物館の2階で開催されています。近くには光秀横丁というお土産屋と食べ物屋が出来ていました。奥の山の上にそびえる岐阜城天守は雨で霞んで見えず。。。! 歴史博物館へ。コロナ対策のため、建物に入る前のテントで入口でマスクと検温チェック、万一の場合の住所などの記入が求められます。感染対策をしっかり取って入ります。正面の青い階段の上が、大河ドラマ館です。 チケットもキレイで、光秀テーマカラーの青で統一された壁紙が貼られた階段を上がっていくと、テンションもあがってきます。
大河ドラマ館の中は一部を除いて写真禁でした。展示物のメインは衣装と小道具で、衣装は撮影使用品(俳優が着たもの)とバックアップ品が半々といったところ。近くで見ると精巧な作りに驚かされます。道三が土岐頼満を毒殺するシーンで使われた書状や、道三公のラストシーンのあの長い槍、光秀が鉄砲を買い求める際に持たされた金子入れの巾着が印象的でした。あの巾着グッズ化したら売れそうなのになあ。他はパネル展示で、今回特徴的な衣装や色使い、4K撮影ならではの苦労、稲葉山城下町のセットづくりの裏話などの映像解説もあり、なかなか楽しめます。そして岐阜大河ドラマ館の目玉といえば此処、稲葉山城の道三公が座っていた部屋のセットです。なんと上に座って写真が撮れます。しかもスタッフが常駐していて、他の人が写り込まないように待ち行列を制御してくれます。 稲葉山城にあった道三の屋敷の二階という設定のようです。セットでは光の反射を意識した磨き上げられた床板や、黒と赤のコントラストが印象的でしたが、ここは一般客の撮影用ということもあって、そこまで細かく再現はされていないようです。それでも十分な迫力です。格天井にビックリです。 モックン道三公着用の甲冑が、ドラマ同様に床の間に設置されています。ドラマでは脇差や刀なども立てられていましたが、それはありませんでした。 黒を基調にした道三公甲冑、めちゃくちゃかっこいいです。いい感じに経年劣化を感じさせるウェザリングを施された前立は、二頭立浪をモチーフに、満月・新月・三日月をイメージしたものだとか。テーマはなんと「室町のダースベイダー」。右脇を守る「栴檀の板(せんだんのいた)」もいい感じ。これグッズ化したら売れそう! 床の間のバックはこれもドラマ同様、二頭立浪を思い起こさせる荒波の図。 三日月の前立といえば伊達政宗公だけど、これからはこの前立も思い浮かべそうなぐらいのインパクト。 其の隣の小部屋には、ひっそりと光秀公がOPで着ている青い甲冑が。 赤、青、黄色。めちゃカラフル。今回のカラフル戦国テーマにピッタリ。 他にも場内には城下町の再現パートやパネルなど撮影OKな場所がいくつかありました。これで入場料は600円。人も少なくゆっくりパネルを読んでビデオを見て撮影コーナーで撮影して、値段の数倍は楽しめました。興味ある方は放送再開までに是非。感染対策はしっかりと。
ちなみに岐阜大河ドラマ館は歴史博物館の二階で開催されていることから、関連する本物の文化財も最後に少しだけ展示されていました。そして歴史博物館の1Fも少しだけ大河ドラマ館入場券で入る事ができます。全体で1時間しかなく、最後の方はかなり駆け足になってしまったのが残念でした。おまけ)国宝犬山城にも寄ってきました。あいにくの雨でしたが、天守最上階に上がったタイミングでちょうど雨が止んで廻縁に出ることが出来ました(犬山城は雨だと廻縁に出られません)。
テレビ番組の展示会は今まで殆ど興味がなかったですが、好きな番組のセットに実際に立てるのがこんなに興奮するとはちょっと自分でも意外でした。また機会があったら行ってこようと思います!
関連リンク:岐阜大河ドラマ館 公式サイト。

