長門浦城 (2018) [3/4] 小山を総石垣の要塞に仕立てたような山腹の曲輪群へ。

長門浦城 訪問記 其の三。

<前回までのあらすじ>
山腹の車道沿いにある駐車場から、まずは山上の曲輪群を見てきた。其の三では駐車場へ戻り続いて山腹の曲輪群を見に行きます。

訪問時期:2018年11月
長門浦城 訪問記 (2018) − 其の一

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<訪問記>

wajo_nagatoura_063_5725再び山上曲輪の天守台へ戻ってきた。ここから山腹曲輪群まで伸びる「登り土塁」沿いに降りていくことにしよう。

wajo_nagatoura_064_5726土塁沿いに斜面を降りていく。登り土塁とずっと書いているが、元々は少しは石積みがなされていたのだろう、少し石列の断片が残っている場所もある。元は蔚山城の登り石垣のように全面が石積みで構成されていたのだろうか。

wajo_nagatoura_065_5728軒丸瓦の破片も発見。登り土塁の上に瓦葺き建物があったわけではなく、天守台方面から降ってきたものだろうけれど。

wajo_nagatoura_066_5741登り土塁を降りていく。結構盛り上がっている、土塁周囲の枯葉や腐葉土を削ると結構な高さがありそうだ。

wajo_nagatoura_067_5747石垣はほとんど見られないが、それでも時折、結構な大きさの石材が土塁の外周に生き残っていた。

wajo_nagatoura_068_5757どんどん降りていく。下の方に行くと小さな石積み跡も。

wajo_nagatoura_069_5762sこのあたりは松林。枯葉も細長く、土塁の盛り上がりがよく見えていた。

wajo_nagatoura_070_5768登り土塁を下って、最初に通った車道まで降りてきた。図面を見ると車道が登り土塁を寸断して横断しており、ここから右側の斜面にも土塁が続いているようだ。右側は高い木々に覆われていて、降りることも覗くことも出来なかった。

山上曲輪群の散策はここまでにして、ここから車道を逆走し駐車場まで戻って、山腹曲輪群を散策しよう。前回は時間の都合もあり山腹曲輪群の上部だけをサクッと見たが、今回は朝イチ訪問ということもあり山腹から斜面を降りて湾そばまで行ってみようと思う。

wajo_nagatoura_071_5507駐車場へ戻ってきた。山腹曲輪群が目の前に!まずは落ち着いて案内板を読もう。

wajo_nagatoura_072_5492案内板。銀色に光って読みづらく、またハングルと英語しか書いていない(タイトル部分だけ「長門浦倭城」と漢字が書いてある)。構造、立地、福島正則が築城など簡単な歴史などが書かれている。英語の訳文は前回訪問記を参照。

wajo_nagatoura_073_5496車道側から山腹曲輪の主郭方面を見る。今の車道ができる前も、ここは谷になっていたようで、ここから登るように曲輪群が築かれており、木々の隙間からうっすら見える頂部が山腹曲輪群の主郭、その向こうにも曲輪群が形成されている。

wajo_nagatoura_074_5498では早速城内へ。向かって右側に虎口あり。倭城らしく、各虎口間はしっかりと虎口で固めながら連結されている。正面には縦石も見える。

wajo_nagatoura_075_5772最初の曲輪へ。斜面がそのまま曲輪になっている。外周は土塁。外側は石垣になっている。

wajo_nagatoura_076_5774斜面をあがって上の曲輪を目指す。結構な斜面。

wajo_nagatoura_077_5775急な斜面をあがって、次の曲輪への虎口へとやってきた。ここは外桝形虎口と内枡形虎口が連結された、非常に堅固な場所。しかもこの急斜面。湾から見ると内側だが、車道のある谷筋側からの攻撃を想定している。

wajo_nagatoura_078_5777外枡形部分から、次の曲輪の内枡形虎口を見る。計4回曲げられるルート。

wajo_nagatoura_079_5779内枡形虎口の中。この曲輪が山腹曲輪群の最高部となり、平らに削平されている。谷筋側からの攻撃には先程の二連虎口と斜めの曲輪で守り切る体制。

wajo_nagatoura_080_5780内枡形虎口の最も内側には、超立派な縦石が鎮座している。その左右は崩れているのに、この縦積みだけが残っている不思議。

wajo_nagatoura_081_5782主郭から見た、内桝形虎口。

wajo_nagatoura_082_5785s山腹曲輪群の主郭。外周は石垣だが、向かって右側は一部が崩壊しているのか、元々ここだけ石垣は無かったのか、急な切岸状態になっている場所も見られる。

wajo_nagatoura_083_5787主郭部中央には、外に張り出すような形で天守台とされる場所がある。前回は行っていないので、今回はじっくり見てみよう。

wajo_nagatoura_084_5788天守台の内側(曲輪側)は低い石垣になっているが、元々の主郭外周石垣自体が高いので、外側は結構な高さになっている。外側を覗いてみよう。

wajo_nagatoura_085_5790張り出している天守台石垣。隅部が豪快に崩れ、また凹部にも土が積もってしまっているが、整備すると ここも斜面にそびえたつ高石垣が見られそうだ。

wajo_nagatoura_086_5794張り出した天守台より、主郭曲輪を見返す。斜めの曲輪は急激に斜めに落ち込んでいるのが分かる。上から攻撃がしやすそうだ。

wajo_nagatoura_087_5797天守台のもう少し先から。このあたりは天守台の隅が崩れている場所なので当時はこの角度からは見られなかった構図。

wajo_nagatoura_088_5799天守台の盛り上がりを、天守台の上から。

wajo_nagatoura_089_5802主郭の反対側にも大きな虎口が築かれている。鍵型に曲がる、食い違い虎口。

wajo_nagatoura_090_5804食い違い虎口を別角度から。主郭は左奥。

wajo_nagatoura_091_5807主郭の一つ下の曲輪へ。このあたりは最初に入って来た側と同じく遮蔽されておらず、斜めのまま。

wajo_nagatoura_092_5811主郭食い違い虎口の石垣には、真ん中に埋め込まれた長い縦石がある。

wajo_nagatoura_093_5813主郭のサイドを見に行ってみる。

wajo_nagatoura_094_5814主郭の下へ降りてきた。削平されているようにも見えるが、ここから湾側(写真右)へ向かってなだらかな斜面が続く。

wajo_nagatoura_095_5815主郭を見返す。2つ上に見える石垣の上が主郭への食い違い虎口だ。

其の四では、このまま斜面を降りていき、湾跡を訪れてみます。

>> 長門浦城 [4/4] へ続く。<<

訪問時期:2018年11月
撮影機器:FUJIFILM X-A3 + XF10-24mm
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