能島城 [1/3] 激しい潮流に守られた村上水軍の拠点城。

能島城
能島城(のしまじょう)は戦国時代まで瀬戸内海の制海権を掌握していた村上水軍の一派、能島村上氏の拠点だった城。細い海峡の離島に築かれ、潮流が激しく、行き交う船から銭を取って水先案内していたという。秀吉が海賊停止令を発布したことで廃城となった。本丸、二の丸などを削平した地形がよく残り、水際にはかつて船を係留した岩礁ピットや犬走りなどの跡も残る。和田竜氏の小説「村上海賊の娘」で有名となった。続日本100名城。

<基本データ>
●名称:能島城 (Wikipedia)
●所在:愛媛県今治市 (地図)
●城主:能島村上氏
●築城:15世紀頃
●遺構:曲輪、切岸、岩礁ピット跡など
●情報:続日本百名城 No.178 (一覧)

訪問時期:2018年6月
能島城 訪問記 − 其の一


<訪問記>

能島は無人の離島で定期便は無いものの、2018年現在、10人以上の団体予約のみで土日祝限定の上陸ツアーが催されている。今回は城仲間とともに能島上陸ツアーに行ってきたのでそのレポートをお届けしたい。なお春には花見のための渡し船も出るとか。

noshima-01_6272能島城のある能島への船旅は、ここ「村上水軍博物館」より始まる。村上水軍や水軍城に関する多くの展示がされているので出港までじっくり見ていこう。

noshima-02_6276石像がなぜか3体もある。村上元吉像その一。村上元吉は能島村上氏の戦国末期の頭領で、毛利方について活躍した。

noshima-03_6281村上元吉像その一 裏側。

noshima-04_6282村上海賊の娘の石版プレート。

noshima-05_6275村上元吉像その二。

noshima-06_6259村上景親像。村上元吉の弟。元吉・景親の父は、恐らく村上水軍で最も有名な大将である村上武吉。ちなみに博物館はメイン展示の2階は写真禁だったため掲載なし。

noshima-07_6287ではいよいよ出港しよう。この船に乗っていくのか?

noshima-09_6294乗るのは桟橋の向こうに停まっているこちらの高速船。なんとまだ進水したばかりだとか。

noshima-08_6288目指す能島は出港場所からは波止場があり、よく見えない。中央奥に小さく見える島。

noshima-10_6297s高速船に乗り込む。完成仕立てということもあり、とてもキレイ。40人ぐらいは乗れそうな船だ。

noshima-11_6307出港!すごい勢いで船は進む。波止場を回り込み、あっという間にの島が正面に見えてきた。左が大島、右が鵜島、その間の細い海峡に位置するのが能島だ。

noshima-12_6309能島全景。これは島の南東面。中央の高い部分が本丸跡で、左側の削平された場所が「出丸」で、右奥は「矢びつ」と呼ばれる場所。

noshima-13_6324上陸前に、能島の周りに発生している潮流を見る。写真に撮るとそうでもないが、実際にはグルグルと勢いよく潮流が起きており、手漕ぎの船ならあっという間に飲み込まれそうな勢いだった。

noshima-14_6336能島北東端の潮流。かなりの激しさだ。能島自体は岩盤が盛り上がったような形をしているが、潮の加減によっては海蝕テラスと呼ばれる岩盤が現れる。

noshima-15_6342さすがは熟練の操舵術、すごい潮流でエンジン船と言えども押し戻されてしまいそうなところをしっかりと留まっている。おかげで写真も撮り放題。ありがとう船頭さん。

noshima-16_6344写真なので分かりづらいかもだが、右奥から左側へ波の線が写っているのが分かるだろうか。すごい勢いで潮流が発生している。

noshima-17_6351潮流を越えて、島の北側へ。「船だまり」と呼ばれるエリアへ。侵食された凹地となっており、波も安定、潮が引くと砂浜が現れるという。

noshima-18_6353木々が生えているが、岩盤の上には かつて船を係留する柱が立てられていた「岩礁ピット」跡と、細い通路(「犬走り」と船頭さんは言っていた)跡が残るという。近くまで寄ってもらう。

noshima-19_6354海蝕テラスに残る岩礁ピット跡。20cm大の円形の穴が、かつて柱を立てていた跡。等間隔に並んでいる。海中に沈んでいる岩盤部分にも、点々とピット跡が続いているという。

noshima-20_6357岩礁ピット跡。その上の平らになった部分が「犬走り」と呼ばれる細い通路。係留された船から岩盤を通って犬走りへ上がり、平行移動して城内へと向かったのだろうか。

noshima-21_6362海蝕テラスと岩礁ピット跡 全景。冬場に来ると上の木々が減り、より全体像が分かりやすい姿になるだろう。

noshima-22_6363能島 北面全景。右側が「出丸」。正面の凹んだ場所が先程見た岩礁ピット跡が残る「船だまり」だ。

noshima-23_6367一旦エンジンを吹かして島から離れる。そしてぐるっと回り込んで島の西側へ。

noshima-24_6378島の西側に入っていくと、石垣で固められた船着き場が見えてきた。

noshima-25_6383船着き場全景。まだ上陸はしないが、ゆっくりと石垣や削平地の様子を沖から見る。

noshima-26_6380船着場と、その上にはキレイに削平され木々も伐採された「出丸」。左側にはキレイな石垣が見えるが9割以上は近年の復元という。

noshima-27_6390南西側から見た能島全景。

noshima-28_6396能島の南側にある小さな離島、鯛崎島。弁財天が祀られた小さな祠(能島弁財天)が建っている。当時はこちらも城域だったとか。

noshima-29_6402鯛崎島へ。こちらには今日は上陸しないので外周から見るだけ。南端に何やら建っている。

noshima-30_6400鯛崎島の南端にある地蔵様。その後ろには巨大な岩盤と、侵食で出来たと思われる巨大な穴。

noshima-31_6415能島の港へ到着。いよいよ上陸。ガイドさんと約45分の島内散策。

>> 能島城 [2/3] へ続く。<<

訪問時期:2018年6月
撮影機器:FUJIFILM X-T10 + XF10-24mm
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