甘崎城 [2/3] 島の東側に残る岩礁ピット跡を見て歩く。

甘崎城 訪問記 其の二。

[前回までの訪問記 概要]
海割れを待って甘崎城へ歩いて渡る。海中から出てきた、かつて海からそびえていたと伝わる石垣の痕跡。南側には隅石垣が三段ほどが良好に残っていた。其の二では、東側の岩礁ピットを見ながら北の離島を目指す。

訪問時期:2018年6月
甘崎城 訪問記 − 其の一


<訪問記>

amasaki_32_6015では島の周りの陸地を通って、東側の岩盤エリアを歩いてみよう。このあたりには、藤堂高虎が入って石垣で島を囲う前、岩盤に穴を開け太い木材を刺し込み船を係留させたという「岩礁ピット」跡が多数残るという。

amasaki_33_6017岩盤を歩いていくと、早速ボコボコと15cm〜20cmほどの穴列があった。これが岩礁ピットだ。かつてこの穴の中に高さ数mの木材を差し込み、縄で船を係留させていたという。岩盤には左右や縦に溝のような穴も彫られている。自然のものだろうか、それとも人工的なものだろうか。

amasaki_34_6019一直線に点々とつながる岩礁ピット。ちなみに緑色をしているのは苔で、水を含んでいてヌルヌルしてめちゃくちゃ滑りやすい。コケると下は岩盤なので大怪我の恐れあり。遺構も気になるし先を急ぎたい気もするが、足元しっかり慎重に進もう。

amasaki_35_6020できるだけ乾いている場所を選んで歩く。ちなみにこの島の東側にも石垣が築かれていたようだが、ほぼ失われている。

amasaki_36_6021平坦な砂地が広がる。

amasaki_37_6022諸国古城之図によると、東側のこのあたりが「城ノ道」とされ、島の上へあがる道があったと描かれている。その正面(海側)には石垣の切れ目があり「追手口」があったようだ。

amasaki_38_6023よく見てみると、かつての追手口を構成すると思われる石列が見られた。

amasaki_39_6025そして村上水軍時代の岩礁ピットも随所に存在。ピットの残る岩盤は総じて苔でヌルヌルだったので写真を撮るのは一苦労だった。

amasaki_40_6027島の端っこ(北端)までやってきた。奥には2つの小島がある。諸国古城之図によると手前の小島までは石垣が築かれ、奥の島は城としては使われていなかったようだ。今はいずれも道が繋がっているので見に行ってみよう。

amasaki_41_6030岩盤がモリモリ盛り上がって不思議な形状をしている。

amasaki_42_6031最初の小島へ。右側に石垣が築かれ小島と繋がっていた、と描かれていたが、まったく痕跡なし。

amasaki_43_6033小島の上は禿山で、削平されているわけでもなく、ただの巨大な岩という様相だ。中央あたりの黒い線は、普段はここまで水があるということだろう。3mぐらいは海面が下がっていることになる。

amasaki_44_6037更に奥の小島へ行ってみよう。古絵図には「此嶋ノ間三十間」とある。50mほどか。

amasaki_45_6038岩盤が凸凹に隆起していて、更に亀裂もあちこちに入り、さらにヌルヌルで、とても歩き辛い。あの小島は「荒神堂」と言う祠があったようだ。今は海鳥の巣になっているようで、歩いて近づいているとギャアギャアと警戒するような声を上げて飛び回っていた。

amasaki_46_6040小島の上の芝生から甘崎城を見る。完全につながって陸地になっている。小島のこれ以上奥は海鳥の巣っぽく、城でもないため、ここで引き返す。

amasaki_48_6047小島の西側。ぐるっと一周回れそうな感じもあるが、城遺構でもないので、労多くして意味は少なそうだ。

amasaki_49_6050では歩いて戻ろう。先とは逆の西側を歩く。

amasaki_50_6051かつて城の最北端だった、中央の小島、というか巨大な岩。完全に垂直になっており、とても登れそうにない。手頃な石材が散乱しているが、古絵図にはこちら側には石垣は描かれていなかった。

amasaki_51_6052小島の西側を通って甘崎城へ戻る。

amasaki_52_6055s小島と甘崎城の間は1mほど隆起した岩盤が城壁のように東西の行き来を遮っていた。中央の人が居る辺りは少し凹んでおり、自然の虎口と化していた。当時も門か何かがあったのかもしれない。

amasaki_53_6056甘崎城へ戻ってきた。なんとかこの城の上に登ってみたい。諸国古城之図によると東側(この写真で言うと左側)の中央あたり、先程見た「追手口」の正面あたりに城ノ道があったという。探してみよう。

amasaki_54_6057ヌルヌルの岩盤の虎口を越えて、再び島の東側へ。

amasaki_55_6058島の東側。ずっと置くまでほぼ直角の岩盤が続いている様に見えるが。。。

amasaki_56_6060しばらく岩盤沿いに進み、登れそうな場所が無いか見てみる。岩盤がせり出している場所を発見。

amasaki_57_6061ここから上がれる?とちょっと試してみたが、あがれたものの、上がった先は完全に木々が生い茂っていて先に進めず、断念してそのまま降りてきた。ここではないようだ。

amasaki_58_6066足元を見るとこのあたりにも岩礁ピットが多数存在していた。こちら側は全体的に接岸エリアだったのだろう。

>> 甘崎城 [3/3] へ続く。<<

訪問時期:2018年6月
撮影機器:FUJIFILM X-T10 + XF10-24mm
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