2017年秋に倭城めぐりに行って来ました。このページはその道中記をまとめています。倭城の話はそれぞれの城ごとにまとめた訪問記へどうぞ。
●道中記 1日目・2日目・3日目・4日目。まとめ。
●訪問記 安骨浦城・釜山浦城・機張城・西生浦城・蔚山城・永登浦城・松真浦城・長門浦城・梁山城・亀浦城。
今日の行程。
最終日である4日目は、飛行機の時間まで、空港の近くの倭城へ行くことに。
梁山城および亀浦城はどちらも慶尚南道を横断する河川・洛東江沿いに築かれた拠点で、湾岸を守る他の倭城と異なり、内陸部の戦線を維持するための重要拠点だった城だ。
いずれの城も慶長の役では戦線維持の役割を担ったものの、蔚山城の籠城戦を経て戦線縮小に傾く中、支えきれなくなり途中で破棄された前線の基地だ。
朝6時半起床。紫の空が美しい。朝8時。最後の朝食を食べ終えて、ホテルもチェックアウトし、トラベルタクシーに大量のトランクを積み込んで、いざ出発。
9城目:梁山城(やんさん うぇそん)
釜山湾から内陸部へ伸びる河川・洛東江沿いに築かれた倭城のうち、最も内陸部に築かれた、まさに最前線の基地だった梁山城。再出兵となった慶長の役で秀吉の命により毛利秀元らにより新たに築かれたが、築城直後に発生した蔚山城での籠城戦により戦線維持が困難となると、最も内陸だった梁山城は真っ先に廃棄された。
梁山城は現在 整備され、城跡というよりはハイキングコースの一部となっているという。9時、山麓に到着。登城開始。




11時15分、下山。出兵途中の撤退に伴う破城であったためか遺構の破壊が激しく、他と比べて残存状態も余りよろしくない倭城であったが、最前線を担った短命の倭城の緊張感を感じた城だった。最後に空港へ向かう途中にある亀浦城へ寄ろう。
10城目:亀浦城(くぽ うぇそん)
梁山城から洛東江を少し下った場所にあった内陸の拠点その2、亀浦城。元は文禄の役で築かれ慶長の役でも梁山破棄後に内陸側の拠点となったが、戦線縮小の波は止められず、其の二ヶ月後には亀浦城も破棄された。公園化され、散策もしやすいとか。
11時45分、駐車場へ到着。登城を開始する。




13時半 下山完了。空港までは15分ほどという。飛行機は17時10分発、まだ時間にかなりの余裕がある。国内ならもう1城といきたいところだが、何があるかわからない異国の倭城めぐり、今回はここまでとしよう。
そして帰国の途に。
関西に住んでいたことがあるという観光タクシーの運ちゃんと関西談義をしながら空港へ。約15分で到着。色々わがままを聞いてくれ楽しい場を提供してくれた運ちゃんに心付けを渡し、空港へ。
乗る予定の便は右側の17:10 関空(大阪)行き。それまでに5便ほど大阪行きがあるのだが電車と違って時間があるから早いのに載るというわけにはいかず。3時間ほど空港内で時間を潰すことに。昼ごはんを食べようとするも高すぎだったので止めて、イミグレーションゲートの中で過ごすことに。免税店で大量の韓国のりをお土産に買って(ごま油まぶし版が美味しすぎた)、カフェで小腹を満たす。
一番奥にあったカフェ。パンを温めてくれて美味しかった。既にWiFiルータは返却済み、空港の無料WiFiがあるも繋がりづらいので、あちこちウロウロしてつながりやすい場所を探す。中二階みたいなところがよく繋がった。そろそろかなと思いゲートに移動すると、
結局帰りも遅延 orz 行きはキャンセルされて変更便も前倒ししたのに結局遅延、帰りも1時間の遅延。これが韓国だと洗礼を受けた感じ。次回があったら飛行機絡みの時間は余裕を持って行こう。
機内食。国際便とはいえ僅か1時間20分、出るのはこんな軽食。hite は韓国のビールブランドで、あっさりして飲みやすい。でもそろそろヱビス飲みたいなー。
ということで帰国して関空のレストラン街にあるヱビスバーで晩ごはん。4日ぶりの日本食はハンバーグ、とても美味しゅうございました。
おしまい。
訪問時期:2017年11月
撮影機器:FUJIFILM X-T10 + XF10-24mm
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