長岩城 [2/5] 二之城戸、三之城戸の登り石塁をじっくり見る。

長岩城 訪問記 其の二。

[前回までの訪問記 概要]
駐車場の正面にある登城口より登城開始。谷に沿って築かれていた一之城戸、二之城戸を越えて、城内中心部を目指す。

訪問時期:2017年1月
長岩城 訪問記 − 其の一

★お城ブログ コラボ企画 第一段★
長岩城には「こにるのお城訪問記」の「こにる」さんと一緒に行ってきました。
こにるさん執筆の長岩城訪問記は コチラ。(2017.1.28掲載)


<訪問記>

nagaiwajo-32_3607二之城戸、谷川を渡った先にある石垣。中が番所的なスペースになっていたのだろうか、大きくカーブを描くように築かれており、独特の雰囲気を出している。細長い石材を積み上げている石垣といえば徳島城などの緑色片岩系 石垣が思い出されるが、こちらは片岩ではなく普通の岩石を薄く割ったもののようで、見栄えは全く異なる。

nagaiwajo-33_3602そして其のカーブを描く石垣の上部には、斜面に沿って これまた長大な上り石塁がずーっと上部まで続く。こちらはかなり崩れているのか、あるいは登り石塁のサイドにムカデの足のように築かれていたのか、石塁の周囲にかなり石材が散乱している。

nagaiwajo-34_3605ちょうど谷川を渡った先あたりに、巨大な石を飲み込むように石垣が築かれている。近代城郭で言うところの鏡石、というよりは、ここにあった巨石をうまく使って石塁を築いたのだろう。

nagaiwajo-35_3606谷川越しに二之城戸 前面部の石塁を見返す。谷川は、巨石が散乱していなければ結構な幅があり、雨の後はこの通り これまた結構な水量となる。城があった当時は簡易な板の橋でも架けられていたのだろう。

nagaiwajo-36_3609二之城戸 谷川を挟んで両側の石塁をセットで。谷川という天然の要害をうまく取り込んだ防衛施設。

nagaiwajo-37_3610二之城戸 斜面の上へとずっと続く登り石塁。直線的でなく、カーブを描いて登っていく様は、まさに長岩城 独特。近くの他の城跡ではほとんどこういった設備は見られないようで、地方豪族だった野仲氏 独自の技術革新だったのだろうか。

nagaiwajo-38_3612では三之城戸へ向かって谷川の上流方向へと登っていこう。

nagaiwajo-39_3613巨大瓦のような表面が真っ平らの巨石。自然石か人工的なものか、分からないが、ちょうど道の半分を塞ぐように置かれていることから当時も城壁として利用したのだろう。

nagaiwajo-40_3615道が荒れ荒れになってきた。歩きにくい。石畳的な加工がなされていたのか、あるいは崩れて上から落ちてきたのか。

nagaiwajo-41_3618s途中、城戸は設けられていなかったが、再び谷川を渡る。川向うに居るのは、ストックを手に難なく谷川を乗り越えてサッサと進んでいく、同行の こにる氏

nagaiwajo-42_3620石がゴロゴロ(おかげで前日の雨で濡れてツルツル)している坂道をあがることしばらく、三之城戸へ。いろいろ説明板が上がっているが、すべて文化財のため〜系の注意喚起だった。それより注目は、右上に伸びる、登り石塁!

nagaiwajo-43_3623三之城戸 登り石塁。上の端が見えない。かなり上まで伸びているようだ。とりあえず城戸の中に入って内側から見てみよう。

nagaiwajo-44_3626三之城戸を入ると、道が左右に分かれる。谷筋道の終着点まで来たようだ。

nagaiwajo-45_3627分岐点にある案内図。右下の「下り道」と書いてある方が登城口方面だ。ここで右(図の右上)に曲がれば本丸方面へ。ここはグルっと一周出来るコースで、めぐりやすい。一方 左(図の左下)へ向かえば、陣屋跡を経て、古城ケ鼻(馬場跡)、そして「梯子(はしご)」の先には例の石積櫓・弓型砲座 方面へ。危険道、とわざわざ書いてあるのが気になる。まずは本丸方面を目指す。

nagaiwajo-46_3630では先程見上げた三之城戸 登り石塁を内側から。ここからでも上端がどこか見えない。そして、今更ながら、石塁の上部も石積で出来ていることに気付く。通常のお城の石垣は、内部は土塁で出来ており、土塁の周囲(外周)に石を積み上げる構造となっている。ここは、沖縄のグスクと同じく、すべて石材で出来ているようだ。

nagaiwajo-47_3631少し斜面を上ってみると、石塁という看板があるあたりから、上端部が見えてきた。かなりの急斜面に飲み込まれるように石塁が築かれている。絶対にこの斜面を横移動させないぞ!という鬼気迫る気迫が400年越しでも感じられる!

nagaiwajo-48_3634石塁に近づいてみる。上部は結構崩れているが、それでもまだコレだけの規模を残す。

nagaiwajo-49_3635結構上まであがったが、上端部までたどり着くのは難しそうだ。左上あたりに上端部を見上げながら、三之城戸 登り石塁めぐり、はここまでにして、登山道へ戻る。

nagaiwajo-50_3636では本丸方面へと向かおう。

nagaiwajo-51_3638倒木やらがえらいことになっているが、←本丸順路 という案内板があちこちに建てられているので迷うことはない。どんどん進もう。

nagaiwajo-52_3639やがて、ぐるっと一周回っている本丸ルートの分岐点へ。右の本丸順路へ向かい、ぐるっと一周まわって、西の台経由で降りてこよう。ちなみに逆ルートで回ると、西の台へは谷筋逆走となるため、かなりの急坂を登ることになるので注意。

nagaiwajo-53_3641この辺からはまた坂道となり、登山が始まる。石がゴロゴロしていないため、登りやすさは先程よりある感じ。

nagaiwajo-54_3642途中木材で作られた橋的な場所もある。足元に注意しながら進む。木が腐って崩れたらおしまいだなあ。

nagaiwajo-55_3643まだまだ急坂は続く。

nagaiwajo-56_3644断崖の横に築かれた細い城内路を上がる。旧に石材がゴロゴロし始める。ここまで来れば次の曲輪はすぐそこだ。最初は石畳かなにかだったのかと思ったこの道だったが、上を見上げて理由が判明する。

nagaiwajo-57_3645上を見上げると、先ほどと同じ石塁がガッツリ築かれていた。あれが一部崩れて落ちてきて、道の上に積もったものが、先程の石畳風の正体だろう。細長い石材のため、余計に石畳っぽくなっているというわけだ。

nagaiwajo-58_3646石塁のある曲輪の周囲をぐるっと回り込むように、上へ。看板のあるあたりが入口のようだ。右側はかなりの急斜面なので滑らないように注意。

nagaiwajo-59_3647石塁のある曲輪に到着!

nagaiwajo-60_3648石塁を真横から。ここに堅固な門が設置されガッチリ閉じられていたとしたら、上り道もかなり狭いため、実に攻撃しづらい。

nagaiwajo-61_3650東之台。先程の石塁の内側は土塁のようだ。下部にあった上り石塁の内側は石だったので、長岩城では両方のパターンの石垣・石塁を持っているようだ。

nagaiwajo-62_3651上から石塁のそばまで行ってみる。入口近く(左奥)の石塁は、城戸と同じく全体が石材で出来たものだが、途中から土塁の表面に積み上げるタイプに変わっている。

nagaiwajo-63_3652そして上を見上げると、これまた上端が分からないぐらい先まで伸びている!この上が本丸で、石垣に沿って登っていくことになる。足元の石垣にも注意しながら登っていこう。

nagaiwajo-64_3653では石塁に沿って登る。見返すと、ここもカーブを描きながら石塁が築かれていた。

nagaiwajo-65_3654石塁のある土塁は結構な幅がある。石塁のそばに木板などで城壁を築いていても、十分 兵が並んで上がっていけるほどの幅だ。

其の三では、長大な登り石塁に圧倒されながら、いよいよ本丸へ。

>> 長岩城 [3/5] へ続く。<<

訪問時期:2017年1月
撮影機器:FUJIFILM X-T10 + XF14mm
– – – – – – – –
ブログ人気投票参加中. いつも投票アリガトウ(^-^)

投票するのも、順位を見るのも、上↑のアイコンを押してね!
ページの一番上に戻る

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中