高島城 [2/3] ほぼ外観復元された三層の再建天守へ。

高島城 訪問記 其の二。

[前回までの訪問記 概要]
諏訪湖のほとりに建つ高島城へ。上諏訪駅より歩いて15分ほど、かつての大手道は枡形と呼ばれる折れ曲がった道が今も残る。三ノ丸跡、二ノ丸跡を越えて、本丸の美しい水堀と石垣が現れる。再建された天守は当時の姿(古写真)を参考にほぼ当時の姿のままで再建されている。瓦を用いず茅葺屋根だった独特の風合いを持つ天守は、銅板で再現されている。其の二では再建天守内および本丸内を散策します。

訪問時期:2015年7月
高島城 訪問記 − 其の一


<訪問記>

takashimajo031-8642かつては巨大な本丸御殿が建っていた、本丸内。現在は緑の庭園化。

takashimajo032-8643本丸の周囲を見てみよう。土塀や櫓が復元されている。

takashimajo033-8644このあたりはかつては多聞櫓(多門櫓)が建っていたが、現在は土塀が再建されている。左奥の冠木門(という名前の櫓門)から本丸角の角櫓まで多門(廊下)が繋がっていたのだろう。

takashimajo034-8645角櫓も再建されている。こちらは古写真も無く、史料も殆ど無かったことから、再建時に新規に設計されたものという。ちなみに冠木門(櫓門)とこの角櫓は木造。

takashimajo035-8649高島城の古い説明板。復興されたとき(昭和45年)のものだろう。

takashimajo036-8650本丸公園内を散策。石集配湯枡。先ほど見てきた三之丸に跡地が残っていた「三之丸温泉」に、かつて引湯のために配置されていた石枡だとか。

takashimajo037-8648高島城 亀石。かつて城内庭園にあった石が廃城後持ち出され、なんと平成19年になってまたここに戻ってきたとか。水を掛けるとまるで亀が生きているようになり願いが叶う、と説明されている。

takashimajo038-8646では、お待ちかね、再建天守へ行ってみよう。木々が生い茂っていて、折角の再建天守が内側からは少し見づらいのが残念。

takashimajo039-8673天守へはこの大階段から。勿論 再建時に作られた石段で、当時はこんなものはなかった。かつては天守の向かって左側に小天守が建っており(史料不足等で再建せずだとか)、そこ経由で天守へ入ったようだ。階段の右側には大きな「復興碑」。

takashimajo040-8672昭和の石段を三分の二ほどあがると、再建天守の姿が見えてきた。おお!

takashimajo042-8653高島城 再建天守の堂々たる姿! 瓦葺きではなく茅葺屋根だったことから、屋根が独特のカーブ感を出しており、それが銅板で再現されている。美しい! ちなみに壁は屋根直下の漆喰部以外は板張りになっているように見えるが、実は全てコンクリート。

takashimajo041-8671天守台の石垣を少し見てみる。資料には天守再建時に石垣も少し積み直されたとあったが、古く変色した石もあれば、やたらキレイに加工された石もある。隅部が大きく積み直された感がある。

takashimajo043-8656左下を見下ろすと、かつて小天守が建っていたと言われる石垣台が見える。すごく小さく見えるが、今居る階段のための石垣を小天守台の上に作ったので小さく見える、のだろう。

takashimajo044-8657巨大な柱を支えていたであろう礎石。説明が無かったので何の礎石かは不明。

takashimajo045-8659大天守脇から本丸外側を見下ろす。諏訪湖は埋め立てでかなり遠くなってしまい、ここからは見えない。そして下は地面だが、築城当時は正面側と同じく、水に囲まれた天守台だった。こちらは諏訪湖だったと考えられる。

takashimajo046-8658ではいよいよ再建天守内へ。三階建てで、一階は企画展示コーナー、二階は歴史コーナーで高島藩ゆかりの品々が展示されているが写真NGのため紹介なし。

takashimajo047-8665三階は展望台。外から見ると木造っぽく見えていた再建天守だが、内側はこのとおりコンクリートむき出しの、昭和の公民館のようなそっけない作り。中央にジオラマが置いてある。

takashimajo048-8667高島城一帯のジオラマ。手作り感。茅葺屋根だったが、何故か屋根が緑に塗ってある。

takashimajo049-8664最上階には眺望を楽しむべく、廻縁が設置されている。破却前の明治の古写真には廻縁が(角度的に)写っていないが、いくつかの江戸時代の絵図に廻縁があったという記録が残っていることから設置されたとか。

takashimajo050-8669廻縁と書いたが、実は「廻」ってなく、東側と西側にだけ作られている。南側と北側には、丸い窓が3つ付いた出窓があるためだ。板塀のように見える茶色い部分が実はコンクリートの上に茶色いペンキを塗っただけなことが、ここに来るとバレてしまう。

takashimajo051-8668天守最上階から見る展望、其の一。遠くに諏訪湖が見える!そして諏訪湖まで伸びる真っ直ぐな道。

takashimajo052-8662天守最上階から見る展望、其の二。内堀と、それに架かる冠木橋。櫓門は木々に隠れて全く見えない。

takashimajo053-8663天守最上階から見る展望、其の三。本丸内部。奥の山がちょうど凹んでいるあたりの中央に、晴れていれば富士山が見えるという。天気はいいがちょうど富士山方面だけ曇が掛かっていて見えず。

takashimajo054-8674小天守台下から。小天守跡という看板が、ひっそりと立っている。その裏の低い石垣が、小天守台だろうか。

takashimajo055-8675漢文が彫られた古い石碑。高島公園碑。明治14年に城跡を整備して公園化された際に建てられた碑のようだ。岩倉具視 篆額(てんがく=石碑上部に書かれたタイトル部分)とある。

takashimajo056-8676本丸には三つの門があり、最初に入ってきた冠木門(正門にあたる)、天守横の御川渡御門(諏訪湖に船で繰り出す入口)、そして搦手にあたる土戸門があった。ここは御川渡門跡で、奥に見える道路はかつては諏訪湖であり、ここから城主が船に乗り諏訪湖へ繰り出す門だった。今建っている門は三之丸御殿の裏門で、移築現存になる。

takashimajo057-8677三之丸御殿裏門 説明板。個人が所有していたようだが、昭和63年に市に寄贈されここに移築されたとか。

takashimajo058-8678御川渡御門跡に建つ三之丸御殿裏門を、外側から。左右が薄い壁で、いかにも裏門という感じ。

takashimajo059-8679本丸内の一角、御川渡御門入ってすぐ右手側に、諏訪護国神社が鎮座している。シンプルな石鳥居。

takashimajo060-8680諏訪護国神社。城跡に護国神社が祀られる事例はとても多い。

其の三では搦手門から出て内堀外周をまわり、本丸石垣と水堀、そして再建天守を外側からじっくり見ます。

>> 高島城 [3/3] へ続く。<<

訪問時期:2015年7月
撮影機器:FUJIFILM X-M1 + XF14mm
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