座喜味城 [1/2] 2つの郭、2つのアーチ城門を持つ小振りなグスク跡。

座喜味城 (ざきみじょう) は15世紀初頭に北山の今帰仁城攻めのために中山王家臣 護佐丸が築城したと伝わる。その後 護佐丸は中城城主となるが勝連城主の阿麻和利の謀略により自刃してしまう。その後は廃城となっていたが、昭和19年に旧日本軍により高射砲基地となり、戦後は米軍によりレーダー基地となるなど、遺構の破壊が続いた。沖縄の日本復帰後、発掘調査と復元整備が行われた。2000年、他のグスク群と共に世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」に登録された。アーチ型城門と美しいカーブを描く石垣は他のグスクと共通するが、城門の頂部に楔(くさび)石が埋められているのが特徴である。

<基本データ>
●名称:座喜味城 (Wikipedia)
●所在:沖縄県中頭郡読谷村 (地図)
●築主:護佐丸
●築城:15世紀初頭 (1416-1422)
●遺構:石垣、城門、礎石 等

Links: 座喜味城 其ノ一


<訪問記>

座喜味城へバスで向かった。高志保というバス停で降りるも、座喜味城跡公園まで1.8kmの看板を見つけ、いきなり凹む。そしてGoogleMap片手に歩くこと15分、正門の反対側(そして搦手門は無い)へ着いてしまった。逆ルートになるが、このまま反対側から入城していこう。

zakimi-gsk-4736座喜味城跡公園へ。城跡公園と書いているが、城跡だけでなく、周囲も含め大きく公園化されているようだ。案内地図を見てみよう。

zakimi-gsk-4737座喜味城跡公園案内。カーブしまくりのいかにもグスクな城跡が描かれている。現在は向かって左だが、右側に民俗資料館などが描かれており、あちら側が本来の入口(正面)のようだ。地図によるとこちら側からでも緑の道を通って城跡へ行けそうなので、資料館は最後に寄ることにして、まずは城跡へ向かおう。よく見ると地図には「城跡」ではなく「城壁」と書かれている。確かに、石垣の壁しか無いわけだが・・・。

zakimi-gsk-4738地図を参考に城壁方向へ。結構あちこちにこのような案内板が設置されているので、石垣が見えなくとも迷うことはない。

zakimi-gsk-4740-1世界遺産に絡む説明板を発見。

zakimi-gsk-4740-2座喜味城跡 説明の部分。中城城主でもある護佐丸は「築城家として名高い」と書かれている。古琉球の加藤清正、藤堂高虎か。

zakimi-gsk-4741やがて、右奥に石垣が見えてきた!しかしこちらは裏側、石垣の向こう側に回りこまないと中には入れない。とりあえず石垣の方へ。

zakimi-gsk-4743石垣のそばまでやってきた。石垣は意外と低かった。パンフによると場所によって大きく高さが異なり、低いところで3m、高いところで13mあると書かれている。ここは低いところだろう。石垣のそばに正面に行けそうな道があった。石垣の回りを通って正面へ向かおう。

zakimi-gsk-4744石垣のすぐそばを通る。このあたりの石垣は「相方積み」と呼ばれる、比較的新しい技術で積まれている。

zakimi-gsk-4745石垣の先端部へ。丘陵の最頂部に建てられているため、眺望が良い。石垣の上から見るともっと良いだろう。

zakimi-gsk-4747石垣の先端かと思いきや、角を曲がると更に曲がりくねった石垣が続いていた。グスクの石垣はこのように弧を描くカーブ石垣をいくつも組み合わせて多角形を形成している(漫画のビックリ吹き出しのような形)。

zakimi-gsk-4748見返すと、先ほど通ってきたところが一番奥の主郭(一の郭)にあたるようだ。左側に二の郭の石垣が接続されている。

zakimi-gsk-4750一の郭の外周石垣を眺める。

zakimi-gsk-4752地面が下り坂になってきた。二の郭は一の郭に比べてやや低い位置に建てられているようだ。其れに応じて、石垣も高くなってきた。

zakimi-gsk-4757グルっと回って、正面へ到着。アーチ状の城門が見える。城内へは、ここが唯一の入口となる。

zakimi-gsk-4761-1二の郭へと続く、アーチ城門。特徴は、アーチの頂点に打ち込まれた「くさび石」だという。城門の屋根の部分を拡大して見てみよう。

zakimi-gsk-4761-2二の郭 アーチ城門の頂部。確かに細長いクサビのような形をした石が埋め込まれている。なお座喜味城跡の石垣はほぼ復元というが、ここ二の郭の城門付近はかろうじて残っていたようで、このクサビ石も当時の遺構とのことだ。

zakimi-gsk-4764二の郭内部へ。入ると正面に一の郭への道とアーチ城門が見える。中は地面が斜めになっていて、一の郭の石垣も向かって右と左とでかなり高さが異なる。

zakimi-gsk-4766s二の郭アーチ城門を内側から見る。当然だが、内側にもクサビ石が埋め込まれている。

zakimi-gsk-4767二の郭は複雑な形をしている。一の郭の周囲に取り付くようにグルっと回り込んでいるようだ。内部を迷路のような構造にすることで敵を混乱・分散させる役目があったのでは、とのことだった。カーブを描く石垣のおかげで余計に迷路感が増している。

zakimi-gsk-4769一の郭アーチ城門。城門自体が高い位置に築かれていて、その前には10段以上の石段がある。パンフによると旧日本軍の高射砲陣地建設の際にここ二の郭は埋め立てられ、この城門も埋められていたという。発掘調査により発見され、修理された。パンフに発見時の壊れた石段の写真あり。

zakimi-gsk-4770a-4795-1一の郭 アーチ城門。内側(一の郭側)から。

zakimi-gsk-4770b-4795-2クサビ石を見てみると、二の郭は細長い二等辺三角形だったが、一の郭は四角いクサビ石となっていた。なおこちらの城門は「復元されたもの」とのこと。四角いクサビ石は当時も四角だったのか、復元時にこうなったのか等は不明。

zakimi-gsk-4771a-4790s一の郭へ。周囲を高い石垣で囲まれ、内部には巨大な礎石を持つ建物が建っていたようだ。現在は礎石だけがズラリと並ぶ。

zakimi-gsk-4772a-4789一の郭 礎石建物跡。

zakimi-gsk-4773a-4796s一の郭にある、かつて城壁があったのかもしれない石積みの跡。奥に石垣の城壁の上へあがることが出来る階段が設置されているので、上にあがってみよう。上にあがらないと眺望は見えない。

zakimi-gsk-4774a-4777一の郭 城壁の上へ。一周できるわけではなく、限られた場所だけが立ち入りOKとなっているようだ。立ち入りOKな場所を端から端まで歩いて、様々な座喜味城の姿を楽しもう。

>> 座喜味城 [2/2] へ続く。<<

訪問時期:2015年12月
撮影機器:FUJIFILM X-M1 + XF14mm / FISHEYE 8mm
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