佐敷城 [2/3] 枡形虎口を備えた城門が3つ連続する主要部へ

佐敷城 訪問記 − 其の二(全三回)
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[概要]
中腹の駐車場より登城開始。本丸西門より入城、二度の破城で破壊された石垣は平成の整備事業で美しく復元されている。史料が無くどれ程の高さの石垣だったか分からないことから、復元は途中までで破城された跡っぽい積み方で復元をやめているのが好感が持てる。其の二では搦手口から本丸へ。


<訪問記>

本丸西側の帯曲輪よりスタート。

sajiki-3866本丸の西側に造られた小さな、しかし堅固な造りの搦手門から本丸へ。石段がどこまで残っていたのかは分からないが、石段を構成する石材の隙間にも細い石が詰められ、打込ハギのような様相を呈しているのが印象的。

sajiki-3868本丸搦手門跡。ここもカギ状に折り曲げられ、食い違い虎口となっている。中段部分に門柱跡と思われる礎石が見える。

sajiki-3868a-3867搦手門から本丸へ。本丸中央を道が貫き、左右に曲輪が配置されている。とはいえ左側(北側)は見張りのための細長い曲輪に過ぎず(当時は土塀が建っていただけの場所か?)右側が本丸本体となる。

sajiki-3868a-3926佐敷城 本丸跡。一面芝生となっていて、礎石等も特に見当たらない。破城の際は石垣の隅石を抜くだけでなく礎石を取り除くのも主要な手段なので、仮に当時ここに天守等の巨大建造物が建っていたとしても再建されないよう礎石を取り去ったのかもしれない。残念。

sajiki-3869本丸から北側を東側を見る。こちらが大手方面。巨大な大手虎口が見える場所が二ノ丸。その手前に、本丸の周囲を取り囲むように犬走り的な空間がある。珍しい。そしてそこにも石碑が建っているのが見えるので、降りられるようだ。二ノ丸へ行く前に、本丸下段に降りてみよう。

sajiki-3870a-3930本丸奥の坂道から本丸下段へ。石碑の前へ。

sajiki-3870b-3928「鏡積みの石垣」説明碑。通常の石垣と異なり、鏡石のように薄い板石を用いて作った石垣という。巨石が手配できなかったのか、確かに外からでは分からないが、恐らく強度は低い石垣だろう。

sajiki-3870c-3929こちらが本丸下段から見た、本丸上段周囲の石垣。二ノ丸方面に向けて積まれている。これが、いわゆる「鏡積み」だが、外からでは当然鏡積みかどうかは分からない。

sajiki-3872では本丸東側へ出て、二ノ丸へ降りてみよう。こちらが大手方面なので、本丸への正門である「本丸東門」へ。

sajiki-3874本丸東門の巨大な枡形。枡形の真ん中に仕切りの石列があり、その手前にかなりの巨石が埋め込まれている。奥に見える石碑は江戸時代(廃城後)に建てられた山王三所大権現石碑。

sajiki-3875本丸東門の虎口内にある、巨大な門柱の礎石跡。左に2つ、右に1つと不揃いだが、右側の隙間が門扉にあたる場所で、ここから出入りする構造だったのかもしれない。かなり巨大な櫓門が建っていたっぽい雰囲気。

sajiki-3875a-3923本丸東門 枡形虎口。

sajiki-3876本丸東門 枡形虎口より二ノ丸方面を見る。左側が少し高くなっているので当時は土塀がずっと建てられていたのだろう。

sajiki-3878本丸の脇を通って、二ノ丸へ。広大な削平地だ。目の前の巨大な虎口が非常に気になる。

sajiki-3879二ノ丸から、下へ降りる虎口を見下ろす。こちらは本丸東門と同じぐらいの規模だが、石垣が完全に復元されていることから、こちらのほうが巨大に見える。

sajiki-3880虎口内の標柱には「二ノ丸東門」と書かれているのが見える。その横には、これまた超巨大な礎石が4つ。ここも左右の石垣の上をまたぐ巨大な櫓門が建っていたのだろう。まさに城の顔、ここがいわゆる大手門だったのだろう。

sajiki-3882二ノ丸。こちらも本丸同様、曲輪内には特に何もない。

sajiki-3884では二ノ丸東門の虎口を通って下へ降りてみよう。

sajiki-3885二ノ丸東門 枡形内から、門跡を見る。左側の礎石が右に寄っている。元の位置もここだとすると、意外と入口は狭い。

sajiki-3886二ノ丸東門を出て、北を見ると、もう1つ下に降りる虎口ば見える。降りずにこのまま二ノ丸の石垣に沿って犬走りをまっすぐ進むと、本丸北側の石垣沿いを回りこんで、最初に入ってきた本丸西門跡へ到達する。帰りはこのルートで帰ろう。ではまずは虎口から更に下へ降りる。

sajiki-3887二ノ丸東門の下の更なる虎口へ。右側の石垣が壊されているからか、小さく感じる。破壊されていて高さがわからないからここまでしか復元していないのだろう。

sajiki-3889虎口を降りて城内を見上げる。標柱には「追手門」とある。虎口の中に石碑がある。

sajiki-3890a-3888「天下泰平」銘の鬼瓦出土地点を示す、石碑。「天下泰平国土安穏」と浮き彫りにされているのだが、文字の切れ目が「天下泰/平国/土安穏」で改行されていて、読みづらい。県重要文化財。石碑の形は、出土したこの瓦の形を模しているとか。これも割れずにそのまま上を向いて出土している。

>> 佐敷城 [3/3] へ続く。<<

訪問時期:2014年10月
撮影機器:FUJIFILM X-M1 + XF14mm
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