都於郡城 [2/3] 二ノ丸と本丸を区切る巨大すぎる堀切へ

都於郡城 訪問記 – 其ノ二(全三回)。

[概要]
前回(其ノ一)は三ノ丸〜西の城跡を散策し、二ノ丸とを分断する巨大堀切と、三財川を見下ろす眺望を満喫。今回は巨大堀切の底を通って二ノ丸の奥へ回り込み、二ノ丸を散策する。


<訪問記>

三ノ丸と二ノ丸の間の堀切よりスタート。

tonokoori-3360西の城を出て、二ノ丸と三ノ丸の間の堀切へ入る。向かって右が二ノ丸、左が三ノ丸。堀切道を通ってどんどん奥へ。

tonokoori-3361堀のタイプはV字型になっている「薬研堀(やげんぼり)」。通常の山城跡だと巨大堀切があっても草ぼうぼう、樹木生えまくりで空が見えることはあまりないのだが、ここは整備が行き届いており戦国当時の雰囲気が味わえる。隠れるところもなく、堀底を攻める兵は狙われっぱなし。

tonokoori-3364堀切を奥まで行って、三ノ丸側を見ると、帯曲輪のような細い曲輪があった。パンフレット図面では「曲輪E」と記載。

tonokoori-3365反対の二の丸側は「曲輪F」にあたり、E側と異なりこちらは道でもあるからか伐採され通行が可能なように整備されていた。このまま奥へ向かい、二ノ丸と本丸の間の堀切まで進もう。

tonokoori-3368二ノ丸に沿って本丸方面へ。左側は完全に竹やぶ、整備していないと全体的にこうなる。

tonokoori-3370二ノ丸エリアはすぐに終わり、本丸が見えてきた。奥の茶色の土塁部が本丸。

tonokoori-3370a-3372本丸堀切へ入らずこのまま奥へ進むと「奥の城」という曲輪へ到達する。看板もそのように出ていたが、今回は時間の関係もあり奥の城は未訪問。本丸から見るとなかなかの迫力だったので、行けばよかったと思う。

tonokoori-3371ではここで曲がって、本丸と二ノ丸の間の堀切へ。このあたりが図面での「曲輪G」に当たる。

tonokoori-3373右側が二ノ丸、左奥に見える芝生の山が本丸。

tonokoori-3374本丸と二ノ丸の間の巨大堀切! 薬研堀ではなく、地面がやたら平らなのは、ガイド氏によると何と戦時中に本土決戦に備えて陸軍がここに戦車などを隠すために、堀切の底を埋めて平らにしたから、だとか。それも歴史の1ページ。恐らく当時は草木も生い茂りまくりで、ちょうど隠すのに良かったのかもしれない。

tonokoori-3382本丸と二ノ丸の間の堀切をどんどん奥へ進む。というか、奥から手前へと進む。

tonokoori-3389まるでゴルフ場のフェアウェイのような芝生状態。本来はここも先ほどの二ノ丸〜三ノ丸堀切のようにV字型(薬研堀)だった。パンフによると更に3−4m深く掘削されており、元々は高さ13−14mはあったという。

tonokoori-3391堀切の端っこまで来ると、二ノ丸側に登り口があった。斜面に沿って回りこむような形で二ノ丸へ上がることが出来るようだ。

tonokoori-3393二ノ丸の上へ。ちなみに二ノ丸へ向かう途中には中二階のような場所に「曲輪H」が存在している(写真では左側にちょっとだけ写っている)。

tonokoori-3395二ノ丸へ到着。

tonokoori-3395a-3397二の丸跡 説明板。五城郭(5つの曲輪)の中で最も古く造成されたそうで、約2mの高さの土塁が現存しているという。

tonokoori-3396ふと目を横にやると、巨大な土塁がずっと向こうまで続いていた!これはすごい。完全に本丸が、見えない。

tonokoori-3401土塁の前には「土塁」説明板。かつては各曲輪の周縁部にこの土塁が構築されていただろうとのこと。

tonokoori-3402土塁は二ノ丸の本丸側半分に現存している。この高さ。

tonokoori-3404では二ノ丸から再度堀切へ降りて、本丸へ上がってみよう。本丸は二ノ丸入口のちょうど正面にある、ぐるっとカーブして虎口のような形となっているところから入る。

tonokoori-3407本丸虎口と、本丸巨大堀切。

tonokoori-3410本丸へ。本丸は中央に道が通っていて、左右に幾つかの曲輪が形成されていた。ここが上がってきてすぐ、巨大堀切に面した曲輪。右端に写っている看板は「曲輪」(三ノ丸と同じ文面)。

tonokoori-3415本丸エリア最初の曲輪から、道を隔てて反対側の曲輪を見る。向こうのほうが広く、あちらがメインエリアのようだ。

tonokoori-3415a-3414本丸上から、二ノ丸および大堀切を見下ろす。発掘調査を兼ねて、戦車用に埋めた部分を掘り起こして元の薬研堀に戻しても良いかもしれない。と思った。

tonokoori-3416本丸の散策へ。各曲輪はこのように低い土塁で囲まれていた形跡があった。屋敷でも建っていたのだろう。

tonokoori-3417本丸小曲輪。土塁がグルリ。

Part3では道を隔てて反対側、本丸のメインパートを散策します。

>> 都於郡城 [3/3] へ続く。<<

訪問時期:2015年9月
撮影機器:FUJIFILM X-M1 + XF14mm
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