吉野ヶ里 [3/3] 古墳前夜の王の墓は”土まんじゅう”で作る!?

吉野ヶ里前回までの吉野ヶ里 訪問記。

弥生時代の環壕集落を実物大でリアルに復元した吉野ヶ里歴史公園。環壕の中のミニ環濠「北内郭」には三重櫓の「主祭殿」があり、巫女がまさに神がかりの儀式を行っているシーンが再現されていた。Part3では更に北へ向かい、歴代の王たちが眠る墳丘墓群を訪れます。


<訪問記>

yoshinogari-1807では北内郭を出て更に北へ。奥に大きな墳丘が見える。

yoshinogari-1808「北墳丘墓・立柱・祠堂・墓道」説明板。歴代の王の墓である北墳丘墓と、それに付随する祈りのための設備群。

yoshinogari-1809北墳丘墓への道。草原の奥に祈りのための御堂と立柱、そして墳丘墓本体が見える。

yoshinogari-1810墳丘墓の手前にもお墓スペースがあった。まるでスキーのモーグルコースのような凸凹は1つ1つが墓(甕棺墓)。甕状の棺桶に遺体を入れて埋め、甕の場所が分かるように土を盛り上げているという。

yoshinogari-1816s少し奥に行くと、中の様子が分かるように復元されていた。穴を掘って甕を埋めていることがよく分かる。もちろん模型で本物の甕棺ではない(実際の甕棺は北墳丘墓内に展示されている)。

yoshinogari-1821壕状の道。説明板には墓道と記されていた。どうして壕底道になっているかの説明は無し。

yoshinogari-1821a-1859北墳丘墓と、祈りのための立柱。

yoshinogari-1823「北墳丘墓」説明板。ここには2100年前(紀元前1世紀)と書かれている。歴代の王の墓なので3世紀よりも少し前の時代が記されているということだろうか。長い眠りから覚めた彼らが・・・覚めたのか!!ちょっとコワイ。しかも太字で「遺構面と甕棺は本物を展示」と念押しされている。

yoshinogari-1823a-1822ぐるっと回りこんで、反対側に入口があった。サンダーバードの秘密基地のようだ(古い例えだが、弥生時代に比べれば最新ネタだ)。

yoshinogari-1825s北墳丘墓の内部へ。内部もまさに秘密基地のようだ。中央下部が墳丘墓の内部遺構で、その周囲に観覧エリアが設けてある。

yoshinogari-1827「2100年前のこの地に」説明板。成人用の甕棺が14基収められ、内部から死者の身分(の高さ)を示す銅剣や管玉などが出てきたという。

yoshinogari-1829甕棺の埋め方 図解。穴を掘って甕を埋め、遺体を収納し、蓋を閉め、穴を埋める。最後に目印の「土まんじゅう」を作る。

yoshinogari-1831s続いて 墳丘墓の作り方。まず周囲に「土まんじゅう」を作る。周囲の「土まんじゅう」を繋いでから内部にも「土まんじゅう」を作る。形を整えたらその上に更に「土まんじゅう」を作る。一定の高さになるまでこれを繰り返す。土まんじゅう!

yoshinogari-1835墳丘墓 内部遺構。バキバキに割れてしまった甕棺をつなぎあわせている。遺体や衣服などは流石に土に還っていただろう・・・。

yoshinogari-1837甕棺。

yoshinogari-1839遺体と共に甕棺に収められていたという銅剣、のレプリカ。弥生時代でこれは、かなりの高級品だろう。

yoshinogari-1842甕棺と内部の遺体の様子の実物大模型。わかりやすいが、リアルだ。

yoshinogari-1843甕棺に収めるシーンのジオラマ。周りで嘆き悲しむ人々までリアルに再現されている。

yoshinogari-1844そして完成した墳丘墓の脇で祈りを捧げる巫女と村人たち。

yoshinogari-1846では最後に北墳丘墓の先で更に見つかったという墳丘墓群を見に行ってみよう。かなり先だが、この分かれ道を上に登ると、丘の上に墓群が再現されている。

yoshinogari-1850丘の上に、お墓の位置を示す「土まんじゅう」がズラリ!向こうが見えないぐらい続いている。

yoshinogari-1851a-1854「甕棺の埋葬方法」説明板。「土まんじゅう」は「つちまんじゅう」ではなく「どまんじゅう」だった!

yoshinogari-1852大量の甕棺の様子。こんなに同時には埋めないだろう・・・。何だか大きな生き物の卵にも見えてしまう怖さがある。

かなり奥まで来てしまったが、ヤヨイーランドこと吉野ヶ里歴史公園、城郭前夜に必死でムラを守ろうとした2000年前の人々の苦労と工夫が伺える見事な歴史公園だった。単独で訪れてもいいが、幸い近くには本丸御殿が見事に復元された佐賀城など他の名城も多々あるので、ぜひコースに入れて訪れておきたい場所と言っていいでしょう。

訪問時期:2014年10月
撮影機器:FUJIFILM X-M1 + XF14mm
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