若桜鬼ヶ城 [5/5] 城下町に残る城主一族ゆかりの神社仏閣めぐり

若桜鬼ヶ城前回までの若桜鬼ヶ城 訪問記。

八幡山登山口より山頂へ。秀吉の因幡平定後に築かれた圧倒的な石垣に感動。主郭部だけでなく裏の南側や脇の西側にも良質な石垣が残る。西に張り出した物見的な曲輪の六角石垣は明らかに時代が異なる古い石積み手法を用いていた。秀吉以前の中世山城時代の遺構か。Part5では城下町を散策し、城主ゆかりの寺や神社を巡ります。


<訪問記>

若桜鬼ヶ城下町 散策編です。

wakasa-onigajo-0856まずは城跡の北側へ。登山口のあったグラウンドから北西へ進んですぐ。龍徳寺。一見して古い山門が特徴。

wakasa-onigajo-0858龍徳寺 説明板。慶長七年、若桜鬼ヶ城主 山崎氏の菩提寺として当地へ移ったという。山門は幕末頃の再建が現存したものか。また境内には城主 山崎家盛の遺髪を祀った五輪塔があり、その目印のために植えた大銀杏があるという。

wakasa-onigajo-0859境内に入る前に。山門横の土塀脇に立てかけてあった、巨大な鬼瓦、飾り瓦? 幕末に焼失した前寺時代のものなのか、何なのか分からないが、扇に丸に四つ目菱?

wakasa-onigajo-0860境内へ。ひときわ高い木があったので、これが例の鬼ヶ城主の遺髪を埋めた五輪塔の目印とした大銀杏…と思いきや、どう見ても松でした。結局 大銀杏も五輪塔も見つからず。

wakasa-onigajo-0863続いて、龍徳寺から更に奥の「若桜神社」へ。

wakasa-onigajo-0864「若桜神社」説明板。同じシリーズの説明板なのは見やすくて有難い。初代 鬼ヶ城主 矢部氏が築城の際にこの地に移されるも、秀吉の因幡平定の流れで焼失。その後の鬼ヶ城主となった木下氏、山崎氏により社殿等が再建されている。

wakasa-onigajo-0867では参拝しよう。石鳥居を2つ越えると、立派な石段の先に赤門が見える。頑張って上がろう。

wakasa-onigajo-0870頑張って上がった先には、、、更に長い石段が。先端が見えない。ここまで来たら上がるしか無い。

wakasa-onigajo-0872もうすぐ境内。入口には石垣…というより石積みな壁が築かれていた。

wakasa-onigajo-0874若桜神社 境内および拝殿。神妙で霊験あらたかな雰囲気が漂う。

続いて城跡の南東部へ。百間石垣を見に街道を南へ。

wakasa-onigajo-0878途中、巨大な忠魂碑があった。若桜鬼ヶ城とは関連なし。

wakasa-onigajo-0881更に、街道沿いの城下町らしく、お伊勢参りのための「伊勢道の道標」が残っていた。播磨と但馬に分かれるところに立っていたか。伊勢にお参りするには但馬側へ曲がらねばならない。

wakasa-onigajo-0884若桜橋の手前に、百間石垣が残る。百間石垣は城下町を作った際、ここを流れる川の氾濫を防ぐために築かれた堤防。百間石垣は見つけたものの、現地で説明板が見つけられなかったのが残念。

wakasa-onigajo-0885こちらの草ぼうぼうの石垣というか石積みが、現存する百間石垣の一部。

wakasa-onigajo-0887百間石垣というだけあって、かなり奥のほうまで続いている。公園自体が草ぼうぼうで、奥には池もあるそうだが、ちょっと奥の方まで見に行こうという気に余りならなかったのでこのあたりで退散。

続いて駅に向かうルート上にあった「寺町」「蔵町」へ。

wakasa-onigajo-0888寿覚院。

wakasa-onigajo-0889「寿覚院」説明板。鬼ヶ城主 山崎家盛の正室によって創建された。現在の建物は明治30年の再建のもの。

wakasa-onigajo-0890続いて西方寺。

wakasa-onigajo-0891「西方寺」説明板。鬼ヶ城主だった木下重堅(関ヶ原で西軍に着き天王寺で自刃)を供養する五輪塔が境内に残るという。

wakasa-onigajo-0892こちらが鬼ヶ城主 木下重堅の供養五輪塔。周囲に五輪塔が異様なほど集められている。これは関ヶ原敗戦で天王寺で自刃した家来等の供養塔と言われる。

wakasa-onigajo-0893寺町を抜けると蔵通りへ。古い蔵がズラリと並ぶ路地。いい雰囲気… と思いきや、最後の蔵に「貧しく維持出来ない土蔵群を豊かな自治労は食いものにするな!」という厳つい看板が目立つ場所に掲げられていて、雰囲気 台無し。事情は分かるが、観光客には関係ないので、内輪もめは観光客の見えないところでやって頂きたい。

wakasa-onigajo-0894そんなこんなで、若桜駅へ帰着。11時に到着して、もう15時前だ。約4時間の散策だった。

wakasa-onigajo-0895a-0592参考まで、若桜鉄道 若桜駅のダイヤ (H27.9時点)。1−2時間に1本という頻度なので、しっかり見ておかないと、えらい目に遭う。今回は、山城と城下町散策で合計4時間強を割り当て、15:16の鳥取行きに乗ろうと帰ってきた。30分ほど早かったので、駅でまったり。

wakasa-onigajo-0896若桜駅 駅舎とホームの様子。登録有形文化財指定されている、珍しい駅だという。左奥に見えるのは、かつてここを走っていたSLの転車台。SLを復活させようという動きもあるとか。

wakasa-onigajo-0899切符も自販機ではなく、窓口で買う仕組み。しかも最近見なくなった硬い紙の「硬券」と言われる切符。そういや子供の頃は電車に乗るとき、この硬券を買って、駅員がガチャンとM字型の穴を開けてくれてたなあ、などと思い出し、昔懐かしのガチャンをしてくれるのかと思いきや、受取った切符は既に丸い穴が開いていた。チョット残念。どちらにしても、楽しくて懐かしい経験でした。

訪問時期:2015年9月
撮影機器:FUJIFILM X-M1 + XF14mm
– – – – – – – –
ブログ人気投票参加中. いつも投票アリガトウ(^-^)

投票するのも、順位を見るのも、上↑のアイコンを押してね!
ページの一番上に戻る

広告

若桜鬼ヶ城 [5/5] 城下町に残る城主一族ゆかりの神社仏閣めぐり” への2件のフィードバック

  1. 飯盛山城を検索して、ここにたどり着きました。有益な情報ありがとうございます。これからも参考に参考にさせて頂きます。

    1. 宮島さま
      コメントありがとうございます。こちらもこれからも頑張ってステキなお城の情報を共有したく思います。またお越しくださいませ。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中