大坂城(大阪城) 現存櫓 特別公開2015 [後編] 分厚い石壁の焔硝蔵へ。

大坂城大坂城 現存櫓 特別公開2015 参加レポート、後編です。

前編では、いつも公開される多聞櫓と千貫櫓はスルーして西ノ丸の乾櫓に直行する様子をレポートした。後編では焔硝蔵へ向かいます。


<訪問記>

osakajo-inui-4427s乾櫓から東へ移動。西ノ丸の北東部にある、焔硝蔵へ。受付テントが併設されている。チケットを見せて、中へ。

osakajo-inui-4470焔硝蔵、正面。難解なパズルのような切込ハギの石垣で造られた外壁。パンフによると、創建は1685年。昭和34年に屋根が解体修理されただけで、石垣等は創建時のまま残るという。今、国内に残る焔硝蔵はこの大坂城の1つだけ。

osakajo-inui-4429焔硝蔵は火薬庫。江戸時代は硝石から作り出した黒色火薬を収めていたという。湿気を防ぐため窓などは無く、中は真っ暗。しかし足元にライトが設置されていて、中に入ると意外と見えるようだ。

osakajo-inui-4431木戸の奥には青銅製の2枚の扉。その奥が石垣の蔵本体、のようだ。

osakajo-inui-4437焔硝蔵内部へ。他の櫓とは全く異なる、なんというか異様な雰囲気。そして、外から見て想像していたより、かなり狭い。これではそんなに大量の火薬は保管できなかったのでは。貯蔵部は縦15.8m、横2.7m、左右の壁の厚さは2.4mという。

osakajo-inui-4436焔硝蔵内部。石垣の隙間は漆喰で固められ、ナマコ壁のようになっている。天井を支える、梁石が長い!太い!

osakajo-inui-4439入口にあった青銅の扉を見てみよう。木戸ではなく青銅製にしているのは、火事のときに類焼して大爆発することを防ぐため、だろう。実際、城下町の火事が御城に類焼して火薬庫に火が及んで大爆発、というケースがいくつか記録に残っている。ボランティアの説明員はこの扉は江戸時代に作られたものだと言っていたが、太平洋戦争でもこの蔵は陸軍の火薬庫に使われていて、そのときに造られたものでは?と感じている。

osakajo-inui-4445焔硝蔵 内部の「ナマコ石垣」。切り石の隙間に漆喰を塗りこんだ、水の流れる隙間も無い堅固な造り。地面のライトがいい感じを醸し出している。ただ当時のようにやっぱりローソク風で…とも思ったが、そもそも火薬庫にローソクは厳禁か。

osakajo-inui-4451天井のかなり太くて長い石。梁(はり)に相当する巨石が、いくつも左右を貫いている。

osakajo-inui-4447焔硝蔵 出口へ。出口の上にも巨石が配置されている。

osakajo-inui-4454焔硝蔵の外へ。石垣の最上部が、隅部は真っ直ぐなのに、中央に行くに連れて徐々に斜めに配置されていく独特の形状に気づき、驚く。

osakajo-inui-4457s焔硝蔵、正面から。入口の上部には波々の形に加工された漆喰壁。

osakajo-inui-4460鬼瓦はもちろん葵の御紋。大坂城は幕府直轄の城で、城内にあった金蔵も焔硝蔵も、すべて幕府所有の金銀や火薬が収められていた。

osakajo-inui-4465s焔硝蔵の周りをぐるっと回って、再度入口側へ。

osakajo-inui-4476裏側に説明板があるというので、また裏側へ。少し離れた位置に説明板がある。

osakajo-inui-4477焔硝蔵 説明板。青屋口にある旧焔硝蔵が落雷で大爆発した経験、半地下の焔硝蔵の腐食経験から、フル花崗岩による総石造りのこの焔硝蔵が完成したという。

osakajo-inui-4503s西ノ丸から見た天守閣(大阪城の天守は正式名称が「大阪城天守閣」という)と、奥に見えるOBP(大阪ビジネスパーク)の高層ビル群。

では、西ノ丸にある迎賓館内部に期間限定で設置されている「黄金の茶室」を見に行こう。

osakajo-inui-4482迎賓館内部へ。部屋の真ん中に、どーんと、黄金の茶室! 周囲から撮影するのは無料。中に入って撮影するのは有料(500円)。もちろん入りました。1回お金払って入ると、何枚でも撮影可という太っ腹営業だった。

osakajo-inui-4491黄金の茶室、内部。マッキンキン。床の間には太閤の肖像画が架かる。茶室なんだけど、茶を点てる囲炉裏の部分が無かった。

osakajo-inui-4496ゆるキャラも存在。最初はピンで撮ったが、写真を撮ってると愛おしく見えてきたので、ツーショットでも撮影をお願い。

最後に、中堀の外側へ出て、先ほど見て回った櫓群を外から見てみよう。

osakajo-inui-4515西ノ丸 北西部にあるL字型の「乾櫓」へ。またまたOBP高層ビル群と石垣・櫓とのコラボ。この角度から乾櫓を見ると一見四角く見えるが、屋根の形を見るとL字型であることが分かる。

osakajo-inui-4519s乾櫓を角度を変えて。内部公開中のため、向かって右側の扉があけられているレアショット。

osakajo-inui-4521同じく「千貫櫓」も、二ノ丸側の扉があいている。千貫櫓から二ノ丸に抜けるルートが組まれる時のみ開けられる、レアショット。

年に一度は定期的に櫓公開を行っている大阪城。来年は何櫓だろうか?今から楽しみだ。

訪問時期:2015年9月
撮影機器:FUJIFILM X-M1 + XF14mm / FISHEYE 8mm
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