長篠城 [3/3] 馬場美濃守の墓、鳥居強右衛門の磔地跡を訪ねる。

長篠城前回までの長篠城 訪問記。

主郭前にある保存館で予習した後、主郭、土居、内堀、そして主郭南東の線路で分断された先にある郭群を散策。Part3では城周囲に残る遺構群を見て回ります。(武田陣地は未踏)


<訪問記>

線路で分断された主郭南東部を散策中。

nagashino-2720井戸の奥には「野牛郭趾」と書かれた標柱がたっていた。主郭から一段低いこの場所、線路で分断されているのでそのあたりがどうなっていたかは不明だが、主郭は断崖沿いに建っていたのではなく、少し内側にあり、内堀で隔てられた周囲には小さな曲輪があったようだ。

nagashino-2721野牛郭の奥からは、山道を降りて川へ出る事ができる。足元に気をつけて、降りてみよう。

nagashino-2722しばらく進むと、すぐに視界が開けてきた。豊川上流部の2つの支流が交わるところ、だ。このあたりは岩場になっているので、滑って落ちないように細心の注意を。

nagashino-2723岩場の端っこまで行って断崖を見上げる。右側が長篠城、川を隔てて左側が、鳥居強右衛門が磔にされた場所、だ。今は両者とも森と化しているのでよくわからないが、当時はどちらも木々が刈られ、よく見通せる(が決して渡れない)場所だっただろう。

nagashino-2728続いて「搦手門跡」へ。・・・昔からある街道っぽい道の脇に石が乱雑に積んであり、そこに「搦手門跡」の看板がさみしげに建っているだけだった(電柱の下)。

nagashino-2731続いて大手門跡へ。こちらは「伊那街道」沿いにある。地図を見ながら歩くとこのへんなのだが・・・?

nagashino-2732発見。弁当屋と住宅の間の柵のところに、小さく標柱だけが佇んでいた。がっかり。あとで分かったのだが、どうやら本当の大手門跡はこの奥(写真正面奥)にあるらしい。紛らわしい!

nagashino-2734長篠城跡の遺構はこれぐらいにして、周囲に残る史跡を訪ねてみよう。まずは「馬場美濃守信房の墓」。街中に看板が立っている。

nagashino-2736ここを曲がる。馬場”鬼美濃”美濃守の墓とともに、中央構造線の露頭、もあるようだ。断層マニアではないが、日本を南北に分ける活断層、ついでに見ていこう。

nagashino-2742まずは鬼美濃の墓へ。たんぼの中の一角に大木が植えられていて、その麓にあった。

nagashino-2744看板の正面にトラックが停まっていたので、斜めから撮影。長篠の戦い(設楽原の戦い)で敗れた武田軍は、全軍撤退を開始。追撃を防ぐため、文字通り盾となって主君勝頼公の逃亡を助けた老将 馬場美濃守信房は、長篠城の少し北の山中で見事殿を果たして、討ち取られた。その際に取られた首が、ここに埋葬されたという。

nagashino-2745s馬場信房公の墓。詳細は分からないが、墓石が2つと、右の方にもう1つ墓石がある。

nagashino-2748s馬場美濃守信房公の墓(左)。右は、資料によると、古い墓石だとか。左は明治24年建立。なんと、古い墓石の下からは骨片や土器が出てきたとか。

nagashino-2750a-2737sでは馬場美濃守のお墓に参拝したところで、中央構造線の露頭を見に行こう。看板が指す方向、畑の中をつっきって、奥の森へと入る。

nagashino-2750b-2738森の奥、断崖絶壁に露頭している部分へ、足場が組まれていた。一番奥へ。

nagashino-2750c-2739中央構造線 長篠露頭。何万年前の地層だろうか。

nagashino-2750d-2741こちらが中央構造線の露頭部分。歪みに歪んで、地面に出てきた。

nagashino-2751a-2626では続いて、長篠城跡から川向かいにあるという「鳥居強右衛門 磔死の跡」へ。踏切をわたってすぐ、田んぼの奥の森を指している看板を発見。

nagashino-2751b-2619突き当たりにある鳥居強右衛門 看板。

nagashino-2751c-2621「長篠と設楽原を結んだ鳥居強右衛門」。彼の決死の活躍がなければ、長篠城は早期に陥落、武田軍全軍が設楽原に向かい、合戦の行方や、武田家の命運も変わったかもしれない。

nagashino-2751d-2623看板の向かって少し右奥の森のなかにあるのが、鳥居強右衛門 磔死之趾。

nagashino-2751e-2624裏には漢文で強右衛門の功績を称える文章が刻まれている。建立日が書かれていないが、明治頃か。

nagashino-2751f-2625磔死の場所からは城が見えるはずだが、完全に森になっていて、城も川も見えなかった。

武田氏滅亡のきっかけとなった長篠城。遺構は少ないが、そこは歴史ファンならではの豊かな想像力でカバー、近くの設楽原とセットでぜひ訪ねて、歴史に想いを馳せてみよう。

訪問時期:2015年3月
撮影機器:FUJIFILM X-M1 + XF14mm
– – – – – – – –
ブログ人気投票参加中. いつも投票アリガトウ(^-^)

投票するのも、順位を見るのも、上↑のアイコンを押してね!

ページの一番上に戻る

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中