男鬼入谷城 [3/3] III郭 南尾根筋には石積みを持つ堀切が残る。

前回までの男鬼入谷城 訪問記。

比婆神社より登城開始。城跡西端から城内へ。主郭まで一直線に連なる郭群を見て、最大の見所・主郭東の巨大堀切・三重堀切エリアへ。


<訪問記>

城内を横断して、現在は最大の見所である主郭東の三重堀切を見ているところ。その後は西へ戻りながら、II郭南・III郭南に伸びる尾根筋の曲輪群を見に行く。

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主郭東の三重堀切。二重堀切が低すぎるため、普通に撮ると「二重」に見えてしまう。中央奥に建つ紫テープが巻かれた樹の手前あたりに二重目の堀切があるのだが…

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もう少し高めの位置から撮影すれば三重に写るかと高位置からトライするも、残念ながらどう見ても二重です。

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ずっと下がって撮ってみるも、倒木が多くよく分からなくなった。

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二重目の堀切を移すべく、三重目の前へ。このとおり、巨大堀切のすぐ手前に低いながらも堀切が走る。

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三重堀切を三重に写すのは諦めて、巨大堀切を楽しむことにする。まずは主郭および東郭の高さと堀切の深さを体感する、地表からのショット。木々のそびえる感!

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もう少し主郭側から。二重目の堀切は、ここからだとよく見えるんだがなあ。

では主郭を経由してII郭へ。II郭およびIII郭の南尾根筋に築かれた郭群および堀切を見に行こう。

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II郭へ。南側はただの斜面になっているが、先人たちが残してくれた赤いビニールテープが降りる位置を指し示してくれている。このあたりから降りよう。かなりの斜面なので覚悟の上で(特に登りが辛い)。

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斜面降り中。写真で見るとそうでもないが、実際にはちゃんとした登山靴を履いていないとズルズルと落ちてしまうこと必至。

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堀切群までには、縄張図によると小さな郭が3つ築かれている模様。休憩しながらちょっとずつ降りよう。1段目の小郭。

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II郭南の尾根筋、2段目の小郭。特に何もない。

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かなり下に3段目の郭が見える。目指す堀切は更にその下。

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II郭南尾根筋の2段目の郭には、石積みっぽい雰囲気が残っていた。

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2段目の郭から下を覗き見る。かなりの急坂だ。まっすぐは降りれそうにないので(道など当然無い)右へ左へ曲がりながら慎重に降りていこう。

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3段目の小郭へ。斜面の尾根筋に作られた郭っぽく、蹄型をしている。縄張図によると、この前に二重堀切がある模様。

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II郭南尾根筋 南端の二重堀切、1つ目。浅い。

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二重堀切感が分かるように横から覗きこんで撮影。真ん中の土塁の手前と奥に堀切が築かれている。埋もれてしまって分かりづらいのが残念。

では再度II郭へ登り、III郭へ移動。最初に見た土塁のあたりから坂を降りる。

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上から見るとそうでも無いが、III郭南尾根筋もなかなかの急斜面。

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III郭南尾根筋を降りながら、上を見返す。かなりの急斜面を降りてきたことが分かる。帰りが大変そうだ。。。II郭南と違うのは、石がこちらにはかなりゴロゴロしているということ。

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III郭南尾根筋の小郭で見つけた石積み跡。明らかに人工的だ。かろうじて3段残っている。掘ったら更に出てくるかもしれない。

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III郭南尾根筋の石積み跡。ここでホッと一息。

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III郭南尾根筋の南端、二重堀切の1つ目。かなり浅い。

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III郭南尾根筋の二重堀切、二段目。こちらはかなりの形を残している。奥には土塁跡、手前には石積み跡も見られるようだ。ゆっくり見てみよう。

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III郭 南尾根筋の二重堀切。尾根を分断するように削り、削った土を左右に盛り上げて土塁状にし、更に石積みまで築いている凝りよう。

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III郭 南尾根筋の二重堀切の石積み。城内の石積みの中では最大規模の遺構だといえる。

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おまけ:城跡への入口にあたる比婆神社の石鳥居(山麓)手前に残る、男鬼村(廃村)。少し前まで住んでいたのであろう、立派な屋根を持つ巨大な屋敷が整然と並んでいるが、誰も住んでいないという(一部の建物には大学関係者が研究のため一時的に在住するときもあるとか)。屋敷の周りにはそれぞれ石積みで囲いがなされている。破風の中には「水」などの文字が書かれている。個人的にはあまりこういう雰囲気は得意ではないので早々に退散。。。

彦根の東の山中に眠る謎の巨大山城・男鬼入谷城跡。歴史的には謎が多いが、現場には三重堀切を始めとする教科書的な山城遺構が状態よく残る。城跡までの道はかなり狭い車道を通る必要もあり要注意(特に「河内風穴」から男鬼廃村までの道が細い)。

訪問時期:2015年4月
撮影機器:FUJIFILM X-M1 + XF14mm