男鬼入谷城 [2/3] 主郭直下の巨大堀切と三重堀切が最大の見所。

男鬼入谷城前回までの男鬼入谷城(おおり にゅうだに じょう) 訪問記。

山腹の比婆神社より登城開始。ゴツゴツした岩場が隆起する場所を越え、城跡西端の曲輪群へ。深く掘られた堀切が目を引く。周囲の尾根郭群は後にして、まずは主郭方面を目指す。


<訪問記>

oori_map-0069縄張図再掲。(戎光祥出版「近畿の城郭II」p.81より引用・加筆)
図の左(城跡の西端)より登城。III郭を経て、II郭手前の郭からスタート。

oori-4096II郭の土塁。ここには堀切は無いが、かなりの高さの土塁となっている。

oori-4100II郭上から下を見下ろす。先ほどの堀切部分がボコっと凹んでいるのがよく分かる。右側もえぐるように削られている。

oori-4101II郭には薄いながらも土塁が巻いている。なおII郭は城内で標高が最高地であることから、ここをI郭(主郭)とする資料もある。(主郭やII郭とは、当時の詳細図面が残っている場合を除き、後の研究者が場所から想定した勝手なネーミングに過ぎない。江戸期の近世城郭以外は殆どそういった資料は無い)

oori-4102II郭は2段に分かれている。低い土塁の上がII郭奥。

oori-4103II郭奥から主郭方面は、多少低くなっていて、細長い曲輪が続く。

oori-4104細長い曲輪の先端。また一段あがって、小さな曲輪があり、その奥がI郭(主郭)となる。

oori-4106主郭へ通じる土塁。この上が主郭だ。

oori-4108主郭に上がる斜面上に石積み跡とされる石列が枯葉に埋もれてあったが、これは・・・。うーん、微妙。枯葉をどけて多少土を掘って整備したらちゃんと出てくるのだろうか? ちなみにここ男鬼入谷城跡は発掘調査はなされていない。

oori-4114主郭(I郭)へ到着。奥に櫓台跡と思われる高台がある。

oori-4119主郭奥の櫓台跡と思われる高台に登って、主郭全体を見る。石がゴロゴロしているような印象もある。掘ってみると色々出てくるかもしれない。発掘してみませんか彦根市さん。

oori-4120主郭奥の櫓台跡から奥(東側)を見る。急斜面(切岸)の奥には深そうな堀切が見える。縄張図によると「三重堀切」になっている模様。後ほど行ってみよう(ここからは流石に降りれそうにないので回りこむ形になる)。

男鬼入谷城の別名「高取山城」が書かれた看板発見。

oori-4121石碑や説明板等、一切なかった男鬼入谷城跡、唯一見つけたのは、主郭櫓台上の木にくくりつけてあったコレ。男鬼入谷城の別名である「高取山城」が書かれている。ちなみに高取山はここではなくこの三重堀切の奥の山を指す。個人的には「男鬼入谷城」の方が好きな名前だ。当ブログでも「男鬼入谷城」で通します。

oori-4124主郭東端の櫓台跡から、南へ土塁が伸びているような形になる。正面が櫓台跡。右側の急斜面の下が三重堀切。

oori-4129では主郭から南へ伸びている尾根沿いに広がる曲輪群を見てみよう。細長い曲輪の東側(写真左側)に長く土塁が築かれている。

oori-4132突き当たりはここも盛り上がっている。この先は斜面&畝状竪堀群なので、ここは見張り台跡か何かだろうか。

oori-4133s主郭南の曲輪郡の先端へ。縄張図によるとここには「畝状竪堀」が2つあるはずなのだが・・・?

oori-4134sもう少し進んでみる。肉眼で見た時は、木々の間に「ω」みたいな感じで短い畝状竪堀が見えたような気がするが、写真を見返すと「まったくわからない」。山城写真の罠にハマる。

oori-4141更に下へ。ここは縄張図によると二重 畝状竪堀になっていて、竪堀が畝状になったものが更に二段続いているという堅固っぷり。なのだが…。

oori-4143下部の(大きい方の)畝状竪堀、と思われる場所の写真。樹と樹の間が微妙に凹んでいる気がする。これが竪堀?か。肉眼では、結構見えた、記憶がある。

oori-4145何とか畝状感を出そうと頑張って斜めから撮影。凸凹になっているのが、何とか見える??

oori-4146畝状竪堀群付近から上を見る。竪堀にしなくても、かなりの角度と高さがある。

oori-4147斜面を再度のぼり(下るのは勢いで降りられたが上がるのは大変だった)、先ほどの土塁があった細長い曲輪まで戻る。ここらあたりから、主郭奥の三重堀切方面へと斜めに進んでいこう。ちなみにここから行かなくても、主郭の北側から回る事もできる。帰りはそちらから戻った。

oori-4149主郭南の曲輪から斜面を半ば強引に横断。

oori-4152斜面を横断し、何とか三重堀切の最初の堀切(主郭直下の巨大堀切)の手前まで到達した。

oori-4158主郭東の三重堀切。曲輪の高さからでは(丸太が散乱しているのもあり)三重感は全く分からない。

oori-4165少し曲輪を東へ進み、主郭方面を見る。主郭直下の堀切以外は低いものなので、ある程度の高さを取らないと三重を一気に収めるのは難しい。これで二重。

oori-4168まずは最初の堀切を見てみる。巨大堀切と言われるだけあって、主郭までかなりの高さがある。それにしても(山城ではよくあることだが)堀底に伐採した丸太を捨てるのはとても残念。自然に帰るのを待つしか無いか。

oori-4172三重堀切の一段目、巨大堀切。真横から。個人的には1枚前のV字型にクロスして見る構図の方が好き。

oori-4173三重堀切の奥は「高取山」まで尾根道がずっと続く。こちらから山を超えて攻めてくる敵を想定しての防衛設備ということだ。

男鬼入谷城の最大の見所、巨大堀切と三重堀切を、Part3でもまだまだ見ます。

>> 男鬼入谷城 [3/3] へ続く。<<

訪問時期:2015年4月
撮影機器:FUJIFILM X-M1 + XF14mm
– – – – – – – –
ブログ人気投票参加中. いつも投票アリガトウ(^-^)

投票するのも、順位を見るのも、上↑のアイコンを押してね!

 

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中