名古屋城 [5/8] 大天守内は門や御殿を模したミュージアム風。

名古屋城前回までの名古屋城 訪問記。

本丸御殿 表書院の上段之間を見学。格式高い折上格天井!そして何故か二之丸東二之門が移築された本丸東二之門跡を経て、御殿工事現場の中を見学。薄い木の板をずらしながら重ねていく「柿葺(こけらふき)」の大変な作成過程がよく分かる現場だった。そしていよいよ大天守へ。


<訪問記>

本丸御殿 復元工事現場から出て、いよいよ大天守前へ。

nagoya-7321s売店と、復元工事の素屋根の間から、大天守ドーン! 夏場だと手前の木が生い茂って半分ほどしか見えないだろう。ここからだとギリギリ金鯱が見える。金鯱と共に名古屋城天守の特徴である緑色の瓦は、軽量・耐久性に優れた銅瓦で、2層目以上に葺かれている。つまり1層目は普通の瓦、確かによく見ると一番下の屋根は灰色に見える。

nagoya-7325s大天守へ近寄る。近すぎて窓も殆ど見えなくなるが、迫力は数倍増し。大天守の右側から伸びているのはエレベータ。石垣上部中央にある緑色の部分は、地階(石垣内部)採光のための穴と思われる。

nagoya-7329大天守への入館は、隣の小天守経由で入る。当時の石段(左側)だけでなく、仮設用の鉄骨階段もあった。

nagoya-7357石垣から飛び出していた排水石樋。

nagoya-7358小天守の中へ。小天守一階から大天守の地階へと繋がる橋を渡る。

nagoya-7361小天守一階から大天守の地階へと繋がる橋。橋の両側は土塀で囲まれていて外からまったく見えない。ここから見る大天守の堂々たる姿は必見。千鳥破風(三角屋根)だけでなく、出窓の上に付けられている唐破風(凸屋根)にも注目。破風の内側にも銅板が貼ってあり、まさに緑の大天守。

nagoya-7373逆に大天守側から見下ろした、小天守側面。外観2層、内部4層構造。瓦が普通の黒いやつなので、名古屋城ぽくない。(雨樋と鯱は銅板づくり)

nagoya-7374では、いざ大天守の中へ。石垣は現存。超太い柱が貫いているが、鉄筋柱に板風の外観をしているだけ。地階は天守台の内部になるので外周の壁は石垣。石垣の壁と、コンクリートの天井のアンマッチさよ。

nagoya-7377まずは地階の展示を見学。地階は主にパネル展示と、いくつかの展示物が軽く置いてある程度。まずは、地階中央に置かれた、大天守再建の際に復元された金鯱の同型。説明板によると、本物の金鯱は1612年鋳造で、慶長大判1940枚もの金を費やして作られたが、米軍の無差別爆撃でドロドロに溶けてしまう。その金は焼失後に集められ、別の形に加工されて保存されているとか。再建金鯱は1959年製。ここにあるのは復元金鯱と同型の「石膏模型」(本物の金は使われていない)。

nagoya-7378黄金水井戸枠 模型。かつて大天守の北東隅にあった非常時用の井戸で、井戸枠自体は無差別爆撃により焼失したが、井戸自体は残った。井戸は大天守再建の際に調査後 埋められ、井戸枠だけが古写真を元に復元されてここ天守地階に展示されているとか。

地階から上へは階段とエレベータがあり、各階へ向かう事ができる。まずは一番上までエレベータで上がって、階段で1階ずつ降りながら展示を見ていくルートを取ろう。エレベータは5階までで、そこから7階(最上階)までは螺旋階段をあがる。

nagoya-7379a-7391大天守最上階へ。螺旋階段は二重構造になっていて、上りと下りが別ルートになっている。では眺望を見てみよう。

nagoya-7385名古屋城大天守からの眺望 その1。右に見えるは復元御殿の素屋根。

nagoya-7387名古屋城大天守からの眺望 その2。水が張られた水堀が見える。外堀はほとんどが水を抜かれ、北側・西側の一部だけが水堀として残っている。

nagoya-7388名古屋城大天守からの眺望 その3。

nagoya-7390名古屋城大天守からの眺望 その4。水を抜かれた内堀と、現存 南西隅櫓、右奥には正門(再建)が見える。

nagoya-7393では名古屋城大天守内の展示を見に行こう。階段は地階までの吹き抜け螺旋階段!になっている。中央部を覗きこむと・・・ヒエ~ッ。

nagoya-7394では大天守5階から。三人の天下人がお出迎え。

nagoya-7395焼損鯱。1657年造。江戸城に付いていた鯱瓦を名古屋城に移したのち、無差別爆撃で焼損。

nagoya-7396米軍の無差別爆撃で、大炎上する名古屋城大天守の写真。東海軍管区司令部報道部が撮影。

nagoya-7398なんと金鯱の上に乗って記念撮影できるコーナーがあった。背景も青空パネルにしている凝りよう。地階の複製と比べて質感が安っぽく丸こい印象だが、乗れるのは面白い。さすがは名古屋。

nagoya-7407興味深いパネル。金鯱は江戸時代、藩財政の困窮を救うために金鯱の改鋳を三回行い、その都度金の純度を大幅に落とした。その結果 光沢が鈍ってしまったので、バレないように目の細かい金網をかぶせていたとか。(建前は防鳥用)

nagoya-7408石曳き体験コーナー。訪問時は調整中のため体験中止だったが、3人目の鉢巻おっちゃんの後ろで綱を曳くことができる。

nagoya-7416大天守4階へ。石垣の刻印。名古屋城では「刻紋」と呼んでいるようだ。

nagoya-7417名古屋城大天守の石垣。1610年6月に礎石が置かれ、9月には大半の工事が終わり、12月には全ての石垣工事は完了していたという。すごい。

nagoya-7419 4階は石垣・門・御殿のコーナーで、内装も門柱があったりする。

nagoya-7421こちらは御殿風。格天井の天井画や襖絵も展示。奥には甲冑が並ぶ。

nagoya-7423黒漆塗 切付小札 紺糸縅 二枚胴 具足。江戸時代の甲冑。

nagoya-7424黒漆塗 二十八間筋兜。28枚の鉄板を鋲でつないでいる。

nagoya-7426黒漆塗 越中頭形兜。越中頭形兜は細川越中守忠興が好んで利用したものだとか。

nagoya-7429火縄銃コーナー。名古屋城の御深井丸には筒蔵が建ち並び、鉄砲玉薬奉行が管理していたという。火薬は当初天守に保管されていたが暴発の恐れがあることから御深井丸の穴蔵に移されたという。

>> 名古屋城 [6/8] へ続く。<<


訪問時期:2015年1月
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