大坂城 現存櫓 特別公開編 [3/4] 床板全体に滑り止め加工が残る一番櫓。

大坂城現存櫓前回までの大坂城 現存櫓 特別公開イベント。

大手口多聞櫓(続櫓〜渡櫓)を経て、西ノ丸 千貫櫓へ。渡櫓を端から端まで貫く極太梁に驚き、千貫櫓の400年の歴史を体感する。

千貫櫓を出たら次はいよいよ二ノ丸 一番櫓へ。


 

<訪問記>

引き続き、千貫櫓内部。

osaka_yagura-2023二階へ上がる階段。残念ながら二階は非公開。手すりもロープも何も付けられていない、江戸時代のままの階段。これは注意深く登らないと滑って落ちそうだ。

osaka_yagura-2024階段の横の部屋。かなり天井が高い。床のミニ三角コーンは何のため?

osaka_yagura-2025階段の手前あたりから千貫櫓内部を見る。結構広い。二階も見たかった!が手すり等を設置しないといけないだろうから今後も公開は厳しいかも。

osaka_yagura-2042大手口多聞櫓〜千貫櫓はここまで。再び多門櫓の入口まで戻る。出口の先は石垣むき出しになっているが、千貫櫓の手前の土塀のように、この銃眼付き石垣の上にも土塀がめぐらされていたことだろう。壊したのか、燃えたのか。

osaka_yagura-2045再び大手門前へ戻ってきた。多門櫓の石垣は大小四角く加工されていて担当大名(徳川大坂城は天下普請のため各地の大名が建設を分割担当した)の高い技術力が垣間見える。

osaka_yagura-2070sさて続いて二ノ丸を横断し、南東端近くの一番櫓へ。玉造口を防衛する。かつて二ノ丸を囲むように建って外堀の外へ睨みを利かせていた「七つの櫓」のうちの一つで、現在はこの一番櫓と六番櫓のみが現存。六番櫓は本丸の南、修道館(武道場)の南にあるが今回は非公開。この一番櫓はめったに公開されない場所で、聞くところによると50年ぶり!の特別公開だとか。ちなみに櫓公開イベントは毎年やっていて、どれが公開されるかは其の時々によって異なる(大抵は大手口多聞&千貫櫓と金蔵のみ)。2011年には西ノ丸の乾櫓(L字型)と焔硝蔵(総石造の火薬庫)も公開されたとか。

osaka_yagura-2071s一番櫓の背後。破風はあるが(何のため?)窓は一切ないシンプルな作り。内側はこんなもの。

では一番櫓へ入ってみよう。入口は向かって左側の石段の上から。チケットは階段の下でダルそうにしている若いバイト君に見せる。

osaka_yagura-2072s一番櫓 内部。すべての戸板が外されていた千貫櫓と異なり、ここは戸板が残っており、一見迷路のような構造に驚く。

osaka_yagura-2073a-2089入口入ってすぐ右目の前が階段。残念ながらこちらも非公開。途中で折れ曲がっていて手すりもある。千貫櫓ほど部屋が広くないからか。

osaka_yagura-2075一番櫓天井。梁が縦横無尽!美しい。千貫櫓に比べて天井が高い気がする(漆喰壁が戸板の上に3枚ある)。階段の踊り場から外を見ることができる格子窓もあった。

osaka_yagura-2076階段の様子。格子窓は外を覗く用というより採光用かもしれない。かなり真っ暗。

osaka_yagura-2077階段のある部屋。階段の下には古い木材や瓦と思われる部材が乱雑に置かれていた。

osaka_yagura-2077a-2079角の梁の様子。

osaka_yagura-2078一番櫓の最奥部へ。目の前の木戸は、櫓のもう1つの出入口(今回は封鎖)。それより注目すべきは床板。

osaka_yagura-2080床板に注目。滑り止めの加工が残っていた。櫓の周囲の廊下は武者走り、いざというときにサムライが走ったときに滑らないよう、櫓内の床板にはこのような加工がなされていたという(再建の場合は無いものも多い)。一番櫓の床にはすべて残っていた。

osaka_yagura-2081銃眼と床板の加工。床板はただ穴をボコボコ開けただけでは逆に木のトゲが刺さって引っかかるので、表面はある程度キレイにしておかないといけない。コレは大変だ。

osaka_yagura-2085中央の部屋に少しだけパネル展示あり。これは今回の公開にあわせて新たに設置されたものだろう(前回は50年前とのことなので)。50年前の展示物も見てみたい気もする。パネルによると、1628年頃に築かれた一番〜七番の二ノ丸櫓のうち、四五七が明治維新時の大火で焼失、二三が米軍の爆撃で焼失。一六がこのとおり残ったが、それでも爆風等に晒され、漆喰壁は剥がれ落ち、瓦は落ち、酷い状態だったとか。その酷い状態の写真がパネルに掲載されている。

osaka_yagura-2086酷い状態の一番櫓。これはひどい。一番櫓の手前の石垣の下に小屋があるがこれは陸軍時代の建物だろうか。

osaka_yagura-2087パネル展示がされていた、階段の奥の部屋の天井部。梁が壁を貫いているが、この部屋の中はこのとおり。

osaka_yagura-2091一番櫓の外部に設置されている常設説明板。

osaka_yagura-2092s一番櫓の南西側から。ちょうどいい場所に紅葉があって、一番櫓も秋の装い。先ほどの「ひどい状態の写真」はこの右側の土手の上からのショットで、この石段の左横あたりに陸軍の小屋が建っていたようだ。

>> 大坂城 未公開櫓 特別公開 [4/4] へ続く。<<

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訪問時期:2014年11月

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