松代城 [後編] 城下に現存する城主の私邸、新御殿(真田邸)へ。

松代城松代城 [中編] の続きです。

本丸内部の櫓台、北不明門を見てから、本丸北側へ。土塁を見ながらぐるっと南側へ戻り、複雑な形の復元土塁を散策した。後編では二ノ丸および東側の散策、そして真田邸を見に行こう。


<訪問記>

matsushiro-0616では一旦本丸の北側へ戻り、今度は東側を散策する。こちらには土塁に囲まれた広い二ノ丸に、幾つかの門跡、橋などがあるようだ。まずは本丸北東端の石垣前よりスタート。一部堀が復元されている。

matsushiro-0617二ノ丸土塁と内堀。史料によると高さは往時4mぐらいあったらしいので、そのように復元されたとのこと。左奥に見えるのは「四阿(しあ)」で東屋(あずまや)のこと。あばらや、ではない(何故か「あずまや」と言おうとして「あばらや」とよく言い間違えてしまう… 無礼千万)。

matsushiro-0618本丸東側石垣と内堀。今いる場所は二ノ丸、奥にかかる橋は本丸東の入り口、東不明門。

matsushiro-0619二ノ丸では真田六文銭の布をかぶせたステージが造られていた。何かイベントでもするのだろう。周囲は見事に綺麗な土塁。

matsushiro-0619a-0622本丸に東から入る道、東不明門橋。ここにも木造の太鼓橋が復元されている。説明板が木札の裏にあるので見てみよう。

matsushiro-0619b-0621東不明門と東不明門前橋 説明板。普段は閉められ、大手口の太鼓門前橋が崩落等で利用できなくなったときのバックアップ用で設置されていたという。本丸に3つあった門のうち、南の太鼓門、北の北不明門が復元されたので、ここ東不明門もいずれ復元されるのかもしれない(詳細な古絵図と発掘調査による礎石遺構等が残っているようなので)。

matsushiro-0620東不明門前橋。

matsushiro-0624二ノ丸南東側には、さらに外側へ抜けるための石場門という門があった。ここが石場門跡。カーブを描いた独特の石垣壁だ。道幅の一番狭くなったところに門があったようで、礎石が示されていた。

matsushiro-0625二ノ丸石場門 説明板。

matsushiro-0633二ノ丸南東端から見た内堀と本丸南東端の姿を、超広角で。実際の目で見た感じは、右前と左に内堀がずーっと続き、その向こうに本丸が浮かぶ、この写真に近い印象。

松代城跡の散策は以上。続いて、城下町に残る幾つかの建造物のうち、幕末に建てられ現存する「新御殿跡」を見に行ってみよう(有料)。

matsushiro-0648-gotenこちらが新御殿跡 入り口。かなり太い木で造られた黒い冠木門が入門を拒んでいるような印象。冠木門からではなく、料金窓口のある右側の勝手口から入らせていただく格好になる。ここも、松代城跡と併せて国史跡となっている。

matsushiro-0649史跡 新御殿跡 説明板。幕末も幕末、1864年(大政奉還は1867年なので3年前)に9代目城主が義母の住居として建てた御殿は、明治以降は旧城主 真田家の住居となったため「真田邸」とも呼ばれる。

matsushiro-0650新御殿 玄関(式台)。当然ながら、鬼瓦にも六文銭。

matsushiro-0651sふと見返すと、冠木門かとおもいきや後ろ側は控柱に小屋根がついた「高麗門」形式になっているという不思議な様式。なんだこりゃ。

matsushiro-0652邸内へ。まずは真田邸に関する説明板でお勉強。城内の御殿建築が残るのは全国でも4城だけだが、城外の現存御殿はここ真田邸を始めまだいくつか有るのかもしれない。ちなみに城内の現存4御殿とは「高知城(本丸御殿)」「掛川城(二之丸御殿)」「二条城(二ノ丸御殿)」「川越城(本丸御殿)」。テストに出ます。

matsushiro-0654新御殿 内部の様子。天井が結構高め。

matsushiro-0655新御殿 内部の様子その2。障子を開けると庭が一望。ふすまの取っ手(「引き手」と言う)が金。ふすまの柄は当時の武家が好んで使ったと言われる菱型をモチーフにした絵柄。

matsushiro-0659一番奥の部屋。床の間があり、庭が一望、更に襖絵(ふすまえ)もある。説明板によると主人の私的な部屋だったとのこと。壁紙が松の枝の絵で個人的にはちょっと落ち着かない。

matsushiro-0660a-0656奥の間から見た真田邸 庭園の様子。

平成の整備事業により石垣、堀だけでなく、門や橋も史実通りに復元され、江戸時代の姿に戻った松代城跡。真田拾萬石の居城として、城跡だけでなく、現存する新御殿(真田邸)や真田宝物館、藩校、武家屋敷、長屋門など多くの城下町の遺構が残る。松代は長野駅から南へ約10km、近くに長野電鉄の駅があったが残念ながら廃線で、長野駅から1時間に2本のバス(約30分)で行く。信濃善光寺、川中島合戦場などといった場所とセットにして、長野駅を拠点にした歴史スポット巡りも良いかも。

訪問時期:2014年4月
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