玄蕃尾城 [前編] スキーのコブ斜面のような凸凹山道を登って城跡へ

玄蕃尾城は、余呉湖周辺で1583年に勃発した賤ヶ岳合戦において、北軍の柴田勝家がその本陣として築城した山城。大小さまざまな土塁・堀切を巡らせた堅固な山城は、400年以上が経過した今もその威容を残している。柳ヶ瀬山(標高439m)の山頂にあり敦賀側と余呉側から登る道があるが、敦賀側は途中まで車道が走り駐車場やトイレ等も設置されているためオススメ。駐車場から約20分で城跡へ。

玄蕃尾城<基本データ>
●名称: 玄蕃尾城 (げんばおじょう)
●所在: 滋賀県長浜市 (マップ)
●築主: 柴田勝家
●築城: 1583年
●遺構: 曲輪、土塁、空堀
●関連: 滋賀県観光情報HP


★ 玄蕃尾城跡にて 360度パノラマ(Flash) 作成しました。PCで御覧ください。

<訪問記>

genbao-3593玄蕃尾城跡への登山道は前述のとおり2ルートある。迷いに迷った挙句、何度か行き来して滋賀県道140号線 柳ヶ瀬トンネルの敦賀側出口のそばに「←玄蕃尾城」の標柱を発見! ここを左に曲がる。木之本側から来るとこの標柱が見えないので何度かスルーしてしまった。なおこの柳ヶ瀬トンネルは1車線の交互通行で、非常に怖い。元 単線鉄道のトンネルだとか。

genbao-3595側道に入れればあとはひたすら林道を上がる感じ。何度か曲がるが、その都度このような標柱が(分かりづらいが) 立っている。

genbao-3597林道はかろうじてすれ違いが出来るかどうかといった幅員。この先は玄蕃尾城跡しか無いと思うのだが、もし熱心な山城ファンが朝イチから城攻めしていてその帰路に遭遇したらと心配しながら進む。途中 鹿と遭遇。広角レンズを装着していたので拡大写真で残念。

genbao-3599林道の終着点は数台停められる駐車場と、簡易トイレ。見学者受付BOXの中には記帳ノート。毎日何人かは来ているようだ。トイレは簡易版でキレイだったが臭気がすごく利用は厳しかった。事前に済ませていこう。

genbao-3601駐車場の向かって右側にあるつづら折れの登山道から城跡へ向かう。距離が短いのもあり、結構な急坂が続く。

genbao-3604消えかかっているが、登山道入口に一応 玄蕃尾城 の標柱あり。

genbao-3610城跡への道は斜面を大胆に削った切通し(きりとおし)。まるで薬研堀(やげんぼり。V字型の空堀) の底を通っている感覚。

genbao-3612200mほど登ると、久々坂峠 という場所に出る。ここから左折して急斜面を登ると玄蕃尾城跡へ、そのまま真っ直ぐ進むと南ルートの木之本登山口へ出るようだ。

genbao-3613左側の斜面に沿った道を上がると玄蕃尾城跡へ。地面に落ちた看板しか以前は無かったのだろうが、この看板だけで上に登るのはちょっと勇気がいる。

genbao-3613a-3772斜面を登らずまっすぐ進むと、きれいな看板によると「行市山(ぎょういちやま)砦跡」へ向かうようだが、その距離は 3.5km と書いてある。山道3.5kmはかなりの苦行。

genbao-3613b-3771ちらっと奥を覗くと 柳ヶ瀬 1.3km の標柱。その奥には草ぼうぼうの山道。この道を 3.5kmはおろか、1.3kmでもかなり厳しい。

genbao-3614さてそろそろ坂道を上がって玄蕃尾城跡へ。結構な角度の道が斜面に沿って作られている。

genbao-3617右へ左へ折れ曲がりながら急な斜面をあがっていく山道。まるでスキーの上級コースにあるようなコブ斜面。

genbao-3618上の方になるにつれてコブも大きくなる。堅固さが増してくる。

genbao-3622山頂の手前には桜並木があるという事前情報があった。コブ斜面の段階でコブごとに桜が植えられていた。春に来ると「つづら折れの桜並木」というなかなかおもしろい場所かもしれない。

genbao-3628つづら折れが終わると尾根に沿ってまっすぐの削平地が続く。勝家軍本隊の大量の兵が駐屯した地であったかもしれない。

genbao-3632ここにも桜並木。これだけの長さのある平坦地なら大量の兵を駐屯できただろう。

genbao-3633a-3767平坦地が終わると、まるで蟻地獄のような巨大な円錐型の空堀に沿ってカーブを描いた場所に出た。突如現れた巨大遺構に疲れも吹っ飛ぶ。ここからが本格的な城跡だろうか。奥に看板が見える。

中編では土塁と空堀が良好に残る城跡へと向かう。

>> 玄蕃尾城 [中編] へ続く。<<

訪問時期:2014年6月
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