津城 [中編] 高虎公が普請した強固な高石垣の上を歩く

tsu_cover津城 [前編] の続きです。

伊勢街道方面、お城公園東側の模擬櫓の前からスタートし、まずは反時計回りに内濠沿いを散策。街中にしっかり現存する本丸の立派な石垣に感動。南西の西ノ丸土橋から本丸へ入る。


<訪問記>

tsu-1285a-1372西ノ丸虎口から中を覗く。庭園だ。元々の西ノ丸は番屋などが建ち並んでいた。高虎公もビックリの大変貌。虎口を形成している石垣はしっかり残っている。

tsu-1286虎口の中に建つ津城跡 説明板。分かりやすい縄張図と、各曲輪ごとの説明書きがある。一部現存する内濠の内部には中央本丸と、その左右に小さな島のような西之丸・東之丸が3つ繋がっていた。今はその左側の小島にあたる西之丸へ入るところ。

tsu-1288西之丸入ってすぐ、赤い門が緑の中に目立って建っていた。主柱の前後に2本ずつ計4本の控柱が屋根を支える、四脚門というスタイルだ。扉が開いているので門の中を通って奥へ進もう。門の右手に、この門の説明板がある。

tsu-1289この門は、元々 二之丸(外濠と内濠の間のエリア)に1820年に建てられた藩校・有造館の、講堂の正門であるという。明治になって藩校は廃校になったが、この門はその後の小学校や師範学校、中学校などの正門として使われたという。老朽化のため昭和61年に解体復元修理を行ったとか。

tsu-1290西之丸の周囲の石垣に登るための石段もきちんと現存していた。

tsu-1292庭園の中を通って本丸方面へ向かう。

tsu-1293本丸の手前あたりに、川とそれを渡るための飛び石の道がある。日本庭園風に造られてはいるが、メンテがあまりされていないようで、草ぼうぼうという印象。もしかして、城跡には庭園跡が似合うということで敢えて草むしりせず伸び放題にしているとか?

tsu-1294西之丸の端っこから本丸の石垣を見る。この石垣は本丸と西之丸をつないでいた土橋の先にあった門跡にあたるようだ。

tsu-1295a-1375本丸に入って、門跡を見返す。左右に石垣があったはずなのだが、左側は破壊されたのか石垣は無かった。目の前の説明板を見てみよう。

tsu-1295b-1374西鉄門虎口 説明碑。土橋の左右は埋められていてどの辺りが土橋かはわかりづらくなっていた。そして土橋の先(本丸側)は枡形虎口になっていて、枡形の入口(西之丸側)には西黒門、出口(本丸側)には西鉄門があったという。図面を見ると虎口の左側には伊賀櫓という二重櫓が建っていたようだが、今はその土台の石垣ごと無い模様。

tsu-1296枡形跡を越えて、本丸の北面石垣に沿って本丸北東部へ向かう。本丸周囲の石垣の上には多聞櫓が前面を囲っていたという。結構な高さだ。

tsu-1298本丸北東部へ。右側奥にちらっと見えている白い土塀が、最初に見た模擬櫓だ。奥の階段から石垣の上に上がれるようだ。上る前に、目の前の説明碑を見る。

tsu-1299丑寅櫓 説明碑。模擬櫓ではなく、その左側(北東端)に実際に建っていた3重櫓「丑寅櫓」の説明。高虎公が津に来る前に建てた今治城、その天守の移築先である丹波亀山城のような、破風の無い層塔型だ。

tsu-1300本丸周囲の石垣にのぼるための階段へ。これは後日 観光用にここに付けられたもののようだ。

tsu-1301a-1309階段をあがって、模擬櫓の前あたりから本丸北東端の丑寅櫓跡を見る。小さな石段までしっかり残っている。

tsu-1303ついでに、模擬櫓も1枚。扉は閉まっていて、外観だけ。扉が倉庫みたいで少し萎える。

tsu-1306気を取り直して、本丸周囲の石垣を見て廻ろう。まずは丑寅櫓台から、北面の石垣と内濠を見下ろす。今でも20mぐらいは内濠が現存しているが、当時はこの2.5倍、50mほどの幅を誇った巨大内濠。この50mという距離は近代城郭の濠でよく用いられる距離で、当時の強力兵器・火縄銃の殺戮可能な最長距離を指す、とのこと。つまり50m離れていれば、濠の向こうの敵が放った火縄銃の玉が仮に当たったとしても死にはしない距離ということだ。鉄壁! そして時代は大筒、大砲へ。。。

tsu-1307石垣の上。多聞櫓が周囲をつなげていたとのことなので、十分な広さが取ってある。ずっと奥まで続いているので歩いて行ってみよう。

tsu-1308a-1320突き当たりまで来た。ここは本丸の北西端にあたり、もう1つの三重櫓・戌亥櫓が建っていた場所にあたる。

tsu-1313戌亥櫓の石垣のうち、隅の算木積みの部分を上から見下ろす。濠の中に、石垣から1−2mほどの幅の土台のようなものが見える。犬走り的なものだろうか。なぜか津城跡ではパンフ類が一切配布されていなかったので、詳細不明。

tsu-1314戌亥櫓跡の上から西之丸および内濠の北西部を見る。よく見ると、石垣の周囲に沿って西之丸の周囲にも犬走り的なスペースがずーっと向こうまで続いている。

tsu-1316石垣の上から、本丸内側の石垣を見る。周囲の石垣と、戌亥櫓の土台の石垣との石の加工ぶりの差がすごい。

tsu-1317戌亥櫓の隅石を横から見る。高さがよく分かる。上の方は石垣に亀裂が入り少し外に飛び出しつつある。それにより、本来は無かったであろう石垣の反りが発生している。崩れないことを祈るばかり。

>> 津城 [後編] へ続く。<<

訪問時期:2014年4月
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