備中松山城 [前編] 大手門跡の天然岩盤と石垣とのコラボは圧巻

備中松山城は標高430m 小松山の山頂に築かれた日本一の高度を誇る現存天守を持つ近世山城。美濃岩村城(岐阜県)、大和高取城(奈良県)とともに、日本三大山城の1つとされる。鎌倉時代に地頭だった秋庭氏が砦を造ったのが始まりで、戦国時代には戦乱を経て毛利氏の領有となり備中の拠点となる。関ヶ原で西軍が敗れると毛利氏は萩へ退き、徳川幕府は小堀遠州を配した。その後 水野氏など多くの城主変遷を経て明治維新を迎え、山麓の居館などは破却されるも山上の城郭は放置され、荒れ果てながらも破却は免れた。現存する天守・二重櫓および土塀が重要文化財。その他本丸周辺の櫓や門などが史実に基づき復元されている。

備中松山城<基本データ>
●名称: 備中松山城(別名 高梁城)
●所在: 岡山県高梁市(マップ
●築主: 秋庭重信 / 小堀遠州 / 水谷勝宗
●築城: 1240年 / 1600年 / 1683年
●遺構: 現存天守、現存土塀、現存二重櫓、石垣、曲輪
●関連: 高梁市HP高梁市観光ガイド

<訪問記>

山城である備中松山城へは、山麓の高梁 城下町から登山道を歩いてあがることももちろん可能だが、8合目の「ふいご峠」駐車場まで車であがることも出来る。パンフによると、ふいご峠駐車場から本丸までは徒歩20分、700mとのこと。今回はそのふいご峠Pからスタート。

b_matsuyama-9164ふいご峠P に立つ案内板。全体を臥牛山(がぎゅうざん)と言い、その内の小松山に建てられた城郭が近世の備中松山城。鎌倉時代に建てられた最初の峠は更に奥の大松山城跡になるという。説明文を細かく読みたい方は画像をクリックで拡大。

b_matsuyama-9165ふいご峠Pから備中松山城への登城スタート。駐車場の石段を降りた先から道は土ベースに変わる。

b_matsuyama-9166こんな感じの山道をずっと上がる。道はキレイに整備されていて実に登りやすい。

b_matsuyama-9168時折、このような本丸までの距離を示した看板があるのが有り難い。ここまで100m。

b_matsuyama-9170更に時折、城主からの有り難い御言葉が書かれた看板もある。登城心得、あわてずゆっくり歩むべし。勿体無い御言葉に御座います。

b_matsuyama-9172登城心得。この先足もと悪しきにつき気をつけて歩むべし。岩肌が多少露出していて登山慣れしていない人は挫く恐れあり。心優しい城主さま。

b_matsuyama-9176しばらく進むと石段が整備され、横には天然の石垣ともいえる岩盤が露出したエリアへ。お城感が増してきた。

b_matsuyama-9177中太鼓丸櫓跡 が見えてきた。かなり立派な石垣の櫓台が見える。

b_matsuyama-9178中太鼓之丸櫓跡。しっかり石垣が残っている。パンフによると天守と山麓の居館との間の伝達手段として使われた太鼓丸櫓とのことで、ここともう1つ駐車場の下に下太鼓丸櫓を設け、そこを通じて太鼓の音による連絡を取り合っていたという。

b_matsuyama-9179中太鼓丸櫓跡 説明板。説明文を読みたい方はクリックして画像を拡大。

b_matsuyama-9180石垣の前にも城主からの登城心得を発見。この辺りがちょうど中間地点である。しばし休まれよ。との仰せだが、恐れながら申し上げます、これだけの石垣を前にして休むことなど出来ませぬ!

b_matsuyama-9183石垣の上へ。元々建っていた太鼓櫓の瓦だろうか、道に瓦片が散乱している。

b_matsuyama-9184中太鼓櫓台の上から高梁の城下町を望む。

b_matsuyama-9189さて此処から先がいよいよ本格的な城内となるようだ。目の前にはぱっと見ですごいことが分かる巨大な石垣が薄っすら見えてきた。城主「よくぞまいられた」。

b_matsuyama-9190備中高松城 大手門跡にあたる、巨大石垣群。よく見ると天然の岩盤の上に石垣を巧みに築きあげ土塀を載せていることが分かる。右側に見える案内板によると、崩落を防ぐため、ここには「岩盤変動監視システム」が搭載されているとのこと。何だか分からないがすごい。

b_matsuyama-9191大手門跡へ。非常に複雑な形をした石垣が組み上げられている。往時はどのような櫓や門が建ち並んでいたのだろうか。

b_matsuyama-9193 石段を上がって進んでいく。右に見える石碑は「足軽箱番所」と書かれている。

b_matsuyama-9194足軽箱番所跡へはこの石垣の上へ。右側の石垣の上が番所だったようだ。

>> 備中松山城 [中編] へ続く。<<

訪問時期:2014年3月
– – – – – – – –
城めぐり関連ブログ人気投票参加中. いつも投票アリガトウ!

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中