山中城 [2/4] 最大の特徴である”障子堀”は見る角度で表情を変える!

山中城前回までの山中城 訪問記。

駐車場から国道沿いに北上し、北端の鳥居から城跡へ入る。兵糧庫、本丸、天守台、北の丸を散策。有名な障子堀がある本丸の西側エリアへ進む。


<訪問記>

本丸の奥の木橋を渡って、二ノ丸(北条丸)へ。

yamanaka2-25二ノ丸の周囲も土塁で囲われており、その本丸側には大きな櫓台で固められている。

yamanaka2-26その眼下には、畝堀が! 畝堀(うねぼり)は、このように堀底が土塁状の仕切りにより一定間隔に分けられている構造を言う。ちなみに堀を掘ってから畝(仕切り)を造るのではなく、逆に畝を残しながら凹んだ部分のみを掘っていくやり方をすれば、造る稼働が少なく更に敵も進みづらい(防御力UP)という一石二鳥な堀。

yamanaka2-26a畝堀を見ていると、一部 仕切りの部分が壊れている場所があった。これはきっと、秀吉軍が攻撃した際に破壊された貴重な遺構ということでわざと残しているに違いn…などと妄想。

yamanaka2-27「本丸堀と櫓台」説明板。説明に出てくる兜の”しころ”とは、首の後ろを守るために兜の後方下部についているスカートみたいな形の部品のこと。畝堀の二ノ丸側には犬走りがあると書いてあるので、2枚上の写真を見なおしてみると、確かに犬走りとも言えなくもない、畝と同じ幅の道があるのが分かる。深さ9m、幅それ以上のなかなか攻め辛い深堀だ。ちなみに秀吉軍は攻略の際、堀長以上の長い木板を大量に持参し、鉄砲乱射で敵が怯んだ隙に堀の上に木板を掛け、畝堀・障子堀をどんどん超えてきてしまったとのこと。折角苦労して造成したのに残念。

yamanaka2-28ss二ノ丸(北条丸)全景。結構広い。そして左に傾いている。奥にたくさん人が乗っているのも櫓台。

yamanaka2-29sこちらは二ノ丸の西側の櫓台。

yamanaka2-30二ノ丸西櫓台から北側を見る。整備したての畝堀!北条軍による畝堀造成時もこんな感じだったのだろう(こんなにキレイに表面を整えてはいないだろうけど)。

yamanaka2-31二ノ丸西櫓から西側を見る。手前の工事車両が居る曲輪は元西櫓台。現在 付近の畝堀の復元工事中のようでその拠点となっていた。奥の曲輪は西ノ丸。

yamanaka2-32二ノ丸西櫓を出て櫓台の周囲を通ると虎口を発見。看板の向かい側にある左に曲がる道がそれ。二ノ丸の南側を通って三の丸方面で抜けられる模様。

yamanaka2-33虎口の外側から二ノ丸西櫓を見る。土塁が高く積み上げられていて向こう側が見えない。東海道から三の丸を経由して攻め上がってきた場合の攻城ルートになる。

yamanaka2-34s二ノ丸と西ノ丸の間にも深い堀が造られ、畝状に加工されている。ここは鋭意復元工事中。工事の皆さんおつかれさまです。なお畝堀は畝を造るのではなく、掘るときに畝部分だけを残すやり方になるので、往時はこんなことにはならない。

yamanaka2-35そして北側は既に復元が完了したと思われるエリア。

yamanaka2-36二ノ丸の西隣にある、元西櫓を下から。元西櫓上は先ほど見たとおり工事車両や具材置き場になっていた。

yamanaka2-37元西櫓 説明板。堀を掘って出た土を曲輪の上に盛土し1mほど高さをあげたようだ。

yamanaka2-38元西櫓の北隣には溜池跡が残る。説明板によると、往時はかなりの深さがあったようで、発掘調査の際に4mほど掘ったが池底には到達しなかったらしい。ここには隣接する二ノ丸、元西櫓台、堀からの水が集まるような構造になっており、山城籠城戦での命とも言える水確保のため作られたものとのこと。

yamanaka2-39元西櫓跡と西ノ丸の間は幾つかの山道が伸びている。障子堀の外側を回るルートになる北への道を選ぶ。

yamanaka2-40西ノ丸北側の山道。横は急峻な斜面。

yamanaka2-41しばらく山道を進むと、四阿(あずまや)がある。ここから右側(北)の視界が広がり、箱根山、愛宕山、そして天気が良いと富士山まで見える。

yamanaka2-42東屋に立つ城跡案内板。障子堀エリアのど真ん中。

yamanaka2-43sそして、道の左側を見下ろすと、見事な障子堀!!畝が縦横に走っているわけではなく “く” の字に折れ曲がっていたり、畝がズレていたりと、なかなかに細かい。畝は細く1人通るのがやっと、その畝の上をオットット…などと歩いていると西ノ丸上からすぐさま弓矢で射られる。これで何万の兵で攻められても勝てる!と思ってしまうことだろう。しかし秀吉軍はその畝堀をまたぐ長板を大量に持参し(以下略)。

yamanaka2-44少し角度を変えて。左側の高台は西ノ丸。右側の緑のマリモ状植樹に囲まれた小さな土台は櫓台、右奥は西櫓跡。

yamanaka2-45もう少し角度を変えて見てみる。斜めから見るか横から見るかで、雰囲気が大きく変わって見える。

yamanaka2-46西ノ丸堀 説明板。北条流堀障子! なお障子堀(畝堀)は他の山城でもたまに見かけるが、ここまでハッキリ形が分かるように整備されているところはほとんどない。

まだまだ見所が多い山中城跡。3ページでは多くの見所写真をさばき切れないので、4ページ構成にします。

>> 山中城 [3/4] へ続く。<<

訪問時期:2014年2月
撮影機器:SONY NEX-3C
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