上赤坂城 [2/2] 二ノ丸の奥に残る二重堀切を見に行く。

上赤坂城 訪問記 − 其ノ二(全二回)。
Link: 上赤坂城

[概要]
大楠公の本城へ。登山口から深い切通しの山道を登り、一の木戸〜四の木戸を越え、そろばん橋を渡り、平坦地”茶碗原”を超えたところからスタート。いよいよ本丸へ登る。


<訪問記>

kamiaka23-s茶碗原を越えて、本丸前へ。本丸はこの上になるが、特に登り口らしき階段等はなく、ややなだらかなところから強引に上にあがる。目の前には斜面に大きな穴が開いており、すわ井戸跡かと早合点。

kamiaka24-s本丸へ。左下に朽ちて折れた? 場所を示す板があり「千畳敷」と書いてある。本丸は一番高いところを平坦に均していたようだが、これだけ樹木や草木が生えていると千畳敷らしくは見えない。

kamiaka25-s本丸(千畳敷)の端まで行くと、見晴らしのよい場所へ。史跡を示す石碑が立っている。郷土資料館で買った “千早赤阪の文化遺産” という小冊子によると、本丸のこの場所は平成17〜19年に発掘調査を行っており、ちょうど石碑の前あたりから柱穴跡が見つかり、何らかの建造物が建っていたことが判明しているとのことだ。残念ながら埋め戻されてしまったため、今は展望台と化している。

kamiaka26-s「史蹟 楠木城址(上赤坂城址)」石碑。土台には昭和58年建立とあるが、上部の石碑は「史蹟」と旧字で書かれていることから現 文化財保護法(史跡と書く)の昭和25年より前に造られたものだ、と思って側面を見ると、昭和14年3月建設とある。奥に小さな「上赤坂城址」の石碑もあり、こちらは昭和11年建立。元々奥の小さな石碑が建っていたが、法律で史蹟認定されたので、記念に大きな手前の石碑を新たに造った(何故か土台だけ昭和58年に新造)ということだろう。

kamiaka27-s石碑付近から見た眺望。北方向。左端の方に見える白い塔は富田林市にある、花火で有名なPLの塔。そのすぐ右奥には薄っすらと「あべのハルカス」(長らく日本一だった超高層ビル 300m) が見える。

kamiaka28-s本丸(千畳敷)の石碑と反対側に進むと、一段低くなった曲輪の奥に大堀切がある。ここだけ日当たりが悪いのか雪が残っていた。雪の左側に、先人が大堀切へ突入した足あとが残る!

kamiaka29-s先人に続いて本丸南の大堀切へ。写真では分かりづらいが、10mほどの高低差が有り、かなりの急斜面。トラロープが張ってあり、それを伝って降りることも出来る。今は木もロープもあるので昇り降りができるが、往時は当然木も何も無い上に草鞋に具足。これは厳しい。

kamiaka30-s堀切を降りて、本丸上を見上げる。よくこの角度を降りてきたものだ…

kamiaka31-s本丸南の堀切。しっかりとV字で残っている。本来はもう少し鋭角で深かったことだろう。

kamiaka32-s再度 本丸南へ戻り、本丸の周囲にある帯曲輪へ向かう。先ほど雪が残っていた本丸南端の曲輪の横から、帯曲輪へ向かう細い道があった。トラロープがあるがそれほど急ではない。

kamiaka33-s帯曲輪。本丸西側にあたる。どちらかというと本丸よりも帯曲輪の方が「千畳敷」の名が似合うといっていいほど、綺麗な平坦地だ。

kamiaka34-s帯曲輪をぐるっと回って、本丸北端の石碑の下へ。まさに本丸、櫓台というべき立地。

kamiaka34a-s本丸を降りて、先ほど行かなかった二ノ丸方面へ行ってみる。整備された本丸方面と異なり、二ノ丸方面はあまり整備されていない印象。

kamiaka99s2結構細い山道の上に植林がされているので、かなり歩きにくい。右側は斜面なので落ちないように注意。

kamiaka34d-sある程度進むと、間引き伐採されているような雰囲気の広い場所に出る。二ノ丸曲輪はもうすぐだ(ここの左上あたり)。

kamiaka35a-sこちらが二ノ丸。幾つか連なる曲輪の内、一番手前の最も広い曲輪だ。何とも中途半端に伐採してある感じ。

kamiaka35b-s一部 ひらけているところがあり、眺望を楽しめるものの、先ほど見た本丸には叶わない。

kamiaka36-s二ノ丸の奥には幾つか曲輪が連なる。これは二ノ丸の北奥にある曲輪で、縄張図ではすぐ隣にありそうな感じで描いてあるが、実際はこのとおり斜面の下。更にその奥には巨大な二重堀切があるようなので、見に行ってみる。

kamiaka36a-s頑張って斜面を降りる。竪堀なのか、自然地形なのか、V字に凹んだ場所。

kamiaka36e-s斜面を登り降りし、見晴らしの良い高台へ。

kamiaka36f-s真下に見えるのが二重堀切。写真では分かりづらいが、左上から右下にかけて、二本の堀切が並行している。堀切の向こう側にある緑のエリアも曲輪のようだ。もう少し降りて近くで見てみる。

kamiaka37-s二重堀切の底まで降りてみた。またまた写真では分かりづらいが、手前から奥に向けて堀切があるのが分かる… が、正直 大量の植林と、伐採した丸太の捨て場になっているようで、非常に見難い。

kamiaka38-s二ノ丸奥から戻る最中、斜面の少し高くなったところに、杉木の親分みたいな大木が鎮座していた。何だか神々しい。

kamiaka40-s上赤坂城跡 遠景。郷土資料館から撮影。中央奥の少し木々が寂しいエリアが本丸付近だ。

なお千早赤阪村立 郷土資料館には、上赤坂城跡の縄張模型や出土品の展示、関連するオリジナル冊子の販売などを行っていた。入場料200円也。千早赤阪の城跡へ行く際はぜひ立ち寄りたい。郷土資料館については下赤坂城跡の訪問記(の後半)に記載。

訪問時期:2014年2月
撮影機器:SONY NEX-C3
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