広島城 訪問記 其の二。
広島城 [1/2] の続きです。前半では表御門〜櫓〜二の丸〜本丸まで散策、後半では天守内を見た後、内堀の外側をぐるっと周って全景を見て回ります。
<訪問記>
天守前の広場(南小天守跡)へ。黒い城と言われるが、板張りのため近くで見ると茶色い城。往時の天守は黒光りが眩しい黒漆塗だったという。壁板は、板の下部を、1つ下隣の板の上に重なるように張っていく「下見板張り」と言う方式。
天守内に入ると正面の壁は一面石垣になっている。窓口の方に聞くとこれは天守の石垣そのものとのこと。これは、現天守の南側に「入口」となる小天守的な櫓が併設されており、そこから入っているため、入口の奥が天守の石垣の最上部になるのだろう。
天守は5層構造になっていて、1層目から4層目までは展示スペース。毛利時代の建造物にあがっていたという金箔鯱瓦(武家屋敷跡の井戸底から出土。説明板によると福島正則が城主の頃に外して埋めたとのこと)など色々興味深いものが展示してある。文化財は写真NGだが、それ以外のスペースは写真OKな場所もあり好感が持てる。上の写真は館内の武家屋敷 実寸復元コーナー。撮影OK。いかにも武家屋敷という感じの肘置きや書見台がいい感じ。
最上階の展望台へ。外から見てもよく形がわかる花頭窓 (かとうまど) を間近に見る。
天守から北東方面を見る。内堀の向こう側は細長い公園になっている。堀越しに広島城天守を撮影する絶好のスポット(時間帯によっては逆光注意)。
天守から南西方面を見る。堀に面して見える丸い部分は噴水。奥の丸い建物は広島グリーンアリーナ。左の飛び抜けて高いビルはリーガロイヤル。上層階からの広島城の眺めは抜群だろう…
天守を出て、南小天守跡の南側にある石垣跡。古絵図を見ると、南小天守の南側には多聞櫓的なものがあったようだ。
内堀と天守石垣との間にある細い道へ。天守の石垣を間近に見ることができる。ぐるっと時計回りに周囲を巡って裏御門側へ向かう。
付近の石垣には刻印が多く見られる。
東小天守台下から天守を見上げる。なおこの天守北側の細い道は広島護国神社への参拝客の駐車場として利用されていた。
北東付近まで来ると石垣の雰囲気が変わる。丸い野面積みな石垣から、打込ハギへ。毛利氏時代と福島氏時代との違いか。ここにも刻印石がいくつか見つかる。
福島正則が壊した跡とも言われる、壊れかけた石垣。
裏御門跡を外から見る。正面の虎口が裏御門跡。史跡 広島城跡の石碑が建つ。車で訪城するとここから入るため、虎口入ったところ付近に警備員が立っている。
裏御門跡から内堀の外に出て、北側の細い公園へ。静かな内堀の水面に映る広島城の姿を写真に収める絶好のスポット。
もう少し天守に近づいてみる。
もっと近づいてみる。高くそびえるビルに挟まれる広島城天守。右側はリッツカールトン、左側はアーバンビューグランドタワー(分譲マンション)。午前の晴天時にこの角度で撮影を行うと逆光になるのが残念。なおこちらの角には松葉櫓と呼ばれる小さな櫓が建っていた模様(参考:正保城絵図)
西側から撮影。先ほど通った天守台の周りにある細い道は、こうして見ると巨大な犬走りのようにも見える。
南西側から撮影。
噴水付近から撮影。護国神社の奥にも大きな櫓があったようだ。
広島城は夜ライトアップをしているので撮影のため再訪問。ちょうど反対側から強力なライトで照らしているため天守に後光が射しているようにも見えるが、内堀に浮かぶように映る「逆さ天守」も美しい。
北西角より街の光とともに。
西側より。こちら側のライトは黄色で超強力だった。
おまけ:ホテルへの帰り道、マンホールの蓋を見て、広島に来てるんだなぁと実感。
訪問時期:2013年11月
撮影機器:SONY NEX-C3
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