石神井城(しゃくじいじょう)は東京都練馬区の石神井公園内にある城跡で、15世紀までこのあたりを治めていた豊島氏が築いたと言われているが、文明9年(1477年)にあの江戸城を築城したことで有名な太田道灌に攻められ落城した。大きな土塁が残るが立入禁止。
<基本データ>
●名称: 石神井城
●所在: 東京都練馬区(マップ)
●築城: 鎌倉時代?
●築主: 豊島氏
●分類: 平山城
●関連: 照姫まつりHP
<訪問記>
石神井城の天然の外堀となっていたであろう三宝寺池。この奥に城跡となっている土塁がある。
こちらが石神井城跡である土塁。中へはこのとおり封鎖されていて入れないが、多く設置されている説明板によると、土塁調査の結果、この上に屋敷の痕跡等が見つかったという。
室町時代に落城し廃城となったため、あまり文献や遺跡等も残っていないが、それなりに色々と説明がなされており嬉しい限り。こちらは東京都の説明板。しかし何があるわけでもないので人影はほとんどない。
立派な土塁の手前には平成15年製のきれいな説明板が建つ。こちらは都と区の連名。
説明板アップ。郭の内側は平坦で、幅12m深さ6mの大きな空堀があり、土塁は今より3mほど高く、結構堅固な防御設備だったとのこと。
訪問時期:2011年11月